うんこ男と呼ばれたって構わない

今日は、汲み取りをした。自力汲み取り今回で4回目。もう、慣れたものだ。一発目は、業者に依頼して3万円も取られたので、次からは自力で挑戦したのだが、案の定、道にぶちまけた。その次には、便槽と汚物用水中ポンプを買って効率アップした。

今日は、また新たなアイテムを試した。それは、12Vから100Vに変換するDC/ACコンバーターだ。これは、停電時に備えて買っておいたものなのだが、使い慣れていないものを、緊急時にいきなり使いこなせない。さらに、それが夜だったらなおさらだ。そう思ったので、使っておくことにした。

いつもは、水中ポンプの電力は、ドラムケーブルで100Vを取るのだが、今回は、軽トラのトラさんにDC/ACコンバーターを取り付けて電源供給した。

軽トラなので、バッテリーは小さいし、エンジンは660cc、こんなので十分な電圧と電流が取れるのか?と、思ったが、案外すんなりいけた。最も苦労したポイントは、バッテリーとの接続だった。トラさんのバッテリーは車体側面にあって露出しているのでアクセスが容易に思えたのだが、上部にある電源の端子が、上面ギリギリにあるので、端子に手が届かない。なんとか工夫して接続したのだが、これが緊急時だったら、大変だったと思った。事前にやっといてよかったぞ。

さて、いつも通り、ユンボのクボちゃんで穴を掘って、そこに投入。今回は、柿の木に、僕の栄養満点ドリンクが届くように穴を掘った。前回は、ホースが飛び出て、ちょっとブチ撒いたのだが、今回は、何事もなく終了。

それでも、やってるときは、ちょっぴりうんこ臭い。これで人が来たら「なんか、うんこ臭いなぁ」と思われてしまいそう。でも、僕は「うんこ男」と呼ばれたって構わないと思っている。僕は、こうして、自分の出したものを、自分で処理し、別の生き物の栄養にちゃんと変換している。生命の循環に役立っていると自負しているのだ。

僕は、自分だけの排泄物を処理しているが、世の中には、他人のうんこを日々処理している人々がいる。都市で生活をしていると、あっという間に下水菅に流れ、それは、まったく目にする機会もなく、どこか遠くへ流れていき、とっても清潔な施設で処理されていくのであろう。そんな、日々、他人のおしっこ・うんこを処理してくれている人たちに、感謝の念が沸き起こってくるのだ。本当にありがたい話である。

今回、今までと違う点がもう一つあった。便槽の蓋を開けて中を見てみると、すっごく泡立っていた。「あれ?間違って洗剤入れちゃったかな?」と思ったが、そんなはずはない。この泡は、うんこたちが発酵していることの現れだ。

おしっこ・うんこをするだけでなく、それらが発酵処理されるように、納豆菌やキムチの残り汁、米のとぎ汁など、いろんなものを投入してみたのである。その結果、ちゃんと発酵されたのだと思われる。これなら、肥料として役立つのも早い。

これで、今年の秋が楽しみである。柿、たくさん成るかなぁ。

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