ふきのとう

巨大しいたけと、大量のふきのとう

ここ2、3日寒いが、その前の1週間程度暖かかった。
もうすっかり春かと思ったけど、その暖かさはすぐに終わった。
ただ、しいたけ菌や植物たちは、暖かさにつられグングン顔を出してきた。

しいたけは、雨が降ると水分を吸収して大きくなる。
二日前に雨がたっぷりと降り、さらに、暖かさも加わって、急激に成長したらしく、しいたけの天ぷら用に取りに行ったら、、、

デカッ!つーか、デカすぎ、お化けしいたけになっとるやんけ

ってな感じで、巨大なしいたけになっていた。
はっきりいって、デカすぎて怖い。

大きいものは、人の顔ほどあった

そして、ちょうどふきのとうが出てきているので、ふきのとうも天ぷらに。
今までは、標高350mの住まいの近辺で採っていたが、今回は、メインの作業をしている標高550mあたりで、ニョキニョキしていたので採取。
数を数えると3、40個は出ていた。
伐採した木の間を除くと、そこら中にニョキニョキと出てきている。

毎年恒例の春の山菜と原木しいたけの天ぷら。
第一弾は、ふきのとうである。

ふきのとうは、一般的には「苦い」と言われるが、僕がここにきて経験してわかったことは、採ってから時間が経つと苦くなるということだった。
朝採って、夕食に食べると苦い。
逆に、採ってからすぐに食べると、苦味がまったくなくて、ワサビ抜きの寿司のようで物足りない。
そこで、採ってから一時間程度経過してから食べると、ほんのりとした苦味でちょうど良いことを発見したのである。

今回は、もう一つ発見。
大きい方が、香りも苦味も強いってこと。
それは、天ぷらにした時に、芯の部分への火の通りが少ない状態で揚げ終えることで、香りが飛ばずに残り、食べた時、爽やかな春の香りを味わえるのではないかと推測した。

そして、巨大しいたけのお味はというと、今回、雨でびっしょり濡れていたもの、程々濡れていたもの、木の影になっていて雨が当たっていなかったものの三種類を食べ比べてみた。
びっしょりと濡れていたものは、油で揚げても水分が飛びきらず、食べた時に水分が滲み出た。
よく言えばジューシーと言えるかもしれないが、単なる水で、美味しさの元にはなってはいない。
ただ、デカイだけあって、肉厚で、その点は良かった。

次に、木の影になっていて雨が当たっていなかったものは、水分がなさすぎて味気なかった。
最後に、程々に雨が当たっていたものが、最も食べやすかった。

そして、やっぱり肉厚な方がうまい。
今回は、どれも巨大で肉厚だったため、その点では、旨味が際立っていた。

そんなわけで、今年も、ふきのとうが食べられた。
よかった。

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