モンベルで、新しいバックパックを買う

今まで使っていたものは、もう、何年前に買ったものか?
スケジュールを見返してみると、9年前に、最後の富士登山のために買ったものだった。

それまで、富士登山には、2、3年に1回のペースで行っていた。
富士に登ると、強大なパワーを充電できるような気がしていた。
そのFUJI POWERは、2、3年続くのだ。

しかし、2013年を最後に行かなくなった。
そして、FUJI POWERが切れてしばらく経った2017年の夏に、山に引っ越した。

やはり、山でPOWERを充電しないと生きていけないのである。
今では、常に充電状態、POWER満タンで生きている。

それはさておき、9年前に買ったノースフェイスのバックパックは、すでにボロボロになっていた。
山で使う分には、ボロボロでも、なんの問題もない。

しかし、今度、バックパックを背負い、3泊4日のバックパッカーをやる。
とはいえ、単に、バスや電車の公共交通機関で、実家に行き、その帰りに、友人のところへ寄りながら戻ってくるというだけなのであるが、、、。

公共交通機関へ持ち込むには、9年前に買ったバックパックでは、あまりにも、薄汚れていて、他の乗客に嫌がられること間違いない。
ということで、バックパックを新調することにしたのである。

東京にいるときには、メーカーやブランドは、いくらでも選び放題だった。
販売店は、いくらでもあり、それも、行くにしても大した距離ではない。
実際、神田のスポーツ用品街まで、自転車でチョチョイと行ける距離だった。

しかし、地方では事情が違う。
愛媛に来た時、多くの地元住民の皆さんが『モンベル』を着ていることに気がついた。
初めは「なんだかみんな意外とオシャレだな〜、作業服に一流ブランドの登山服を着ているんだなんて」と思った。
だが、同時に、みんなが揃いも揃って『モンベル』であることにも疑問を感じていた。
「なぜ、ノースフェイスがいないのか?」と。

その答えは、程なくしてわかった。
「ここは、モンベルが牛耳る土地だったのだ!」

登山用品などを買いに行こうかと調べてみると、なんと、周辺にはモンベルばかり。
モンベル、モンベル、モンベル、モンベル、、、

もちろん、他のメーカーのものも売っている店はある。
ただ、モンベルの店舗と比べると、規模が小さく、その割に、いろんなものが置いてあるので、選択肢が逆に少ない。

その点、モンベルに行けば、モンベル製品しかないが、モンベル製品に関していえば、ほぼ、全商品と言っても良いほど揃っている。
さらに、店員さんは、モンベル商品に関しての知識は深く、わからないことはないほどである。

今の時代、ネット通販全盛期であるから、どんな商品でも、世界中のものが家にいながら手に入る。
わざわざ、モンベルを買いに行くこともない。

しかし、やっぱり、お店に行って、実際に商品を触って、感触を確かめ、店員さんに詳しい説明を聞いて、納得いくまで、商品を比較してから買うのは、満足度が違う。
バックパックに関しては、実際に、オモリを入れて重さを加えた状態で、試すことができるし、いろんな部分の調整も店員さんがきっちり合わせてくれるので、リアルな使用感がわかる。

ってことで、モンベルに行って、バックパックを新調したのだ。

最近は、作業服でさえも、お店に行って見て触って確かめて買うことにしている。
作業服くらいだと、買いに行く手間・時間・交通費を考えれば、ネットで買って失敗して、買い直したとしてもコストは安いかもしれない。
しかし、やっぱり、実際に見て、触って、試着して買う方がいい気がしているのだ。

コストよりも、行く・見る・触る・着てみるという行為自体が、楽しい体験だと思うようになった。
先日、ワークマンで、お出かけ用作業着を買った。
お出かけと作業という相反する内容のようにも感じるだろう。

なぜ、作業着を着て出かける必要があるのか?
お出かけ用なら、作業着でなくてもいいし、そもそも、作業服などたくさんあるのに、なぜ、お出掛けようとしてわざわざ新調するのか?
という疑問を持つかもしれない。

答えは、まず、僕の作業服は、とても山以外では着られないほど汚れている。
かと言って、お出かけ着を来ていくほどのところではなく、ホームセンターとか、ちょっとした作業をしに出かけるとか、そんなとき、実際に作業をしている作業着では、あまりにも汚すぎてきていけないのである。

ってことで、お出かけ用の作業着が必要なのだ。
今回の実家への三泊四日の旅も、お出かけ用作業着に、バックパックを背負っていくのである。

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