8月6日に引っ越しをしてから、約2週間。
引っ越してからすぐ、台風によって発電量が心配になり、一度だけ商用電源にて充電したが、それからは、オフグリッドでいけている。
ただ、今までの電力消費量は、1日あたり10kw/h程度なので、厚い雲に覆われ昼間に全く充電が不可能な状態に陥ると、1日でTHE ENDとなる危うさがあった。
そのため、日に何度も、バッテリーや発電量をチェックしてきた。
数日前、日中にほとんど充電できず、バッテリー容量に不安を抱えたまま夜を迎えた時があった。
やはり、10kw/h程度のバッテリーでは不安になり、あと5kw/hをプラスして15kw/hにした。
とはいえ、2日間全く充電できない日が続けば終わり。
それを思うと、オフグリッドというのは現実的に、まだまだ先の話のように思えてくる。
それでも、今のところオフグリッドで生活できている。
四国電力に、商用電源の申し込みをまだ行なっていないのだが、冬が来る前には申し込みをして、ハイブリッド電源にしなければならない。
冬の日照りの弱さと、日照時間を考えると、日中100%充電ができない可能性が考えられるからである。
ソーラーパネルもバッテリーも、現在は、まだまだ発展途上。
今後、ソーラーパネルのエネルギー変換効率も上がっていくだろうし価格ももっと下がる。
バッテリーの性能も高まり、全個体電池や樹脂電池などが実用化されてくる。
そうなれば、本当にオフグリッドが可能になってくる。
あと、ソーラーだけでは天気の悪い日に発電できないというのは、非常に弱いところ。
そこを、別の発電方法も取り入れていきたいとも思っているが、今のところ有力候補はない。
手軽にできるようになったとはいえ、風力発電は音の問題が大きい。
現実に、どの程度の音が出るのかは試してはいないが、まだまだ一般に普及するほどではない。
AliExpressなどを覗くと、5kw、10kwという大容量発電が可能と謳う家庭用風力発電装置が売られているが、実際には、MAX値であり、現実に風速1mとか2mの生活圏では、電球を灯す程度の発電が精一杯ではないかと思われる。
風力発電を行うなら、山頂に設置して長いケーブルで引っ張ってこないと、大きな発電量は見込めないのではないだろうか?
それでも、数年後、十数年後には、風力発電の効率も改善され、風速の弱い地域でも、それなりの発電ができるようになっていくとは思う。
これからの時代は、まさに電力革命黎明期。
核融合炉も現実として見えてきている。
ChatGPTが、世の中に突如として現れ、とんでもない衝撃を世界に与えた。
僕が現在使っている衛星インターネットのSTAR LINKもそうだ。
衛星電話などは、昔からあったが、一般人が手にできるようなコストではなかった。
STAR LINKはいきなり光ファイバー並みの価格で登場した。
同じように、核融合炉も突如として現れるように思う。
電力会社の発電に使われるのはもちろんだが、家庭用の核融合炉が出現して、一気に世界の電力構造を変えてしまう時が来る。
核融合炉が各世帯や集合体などに設置されれば、電力会社は電力を供給する会社から、核融合炉の保守やメンテナンスを行う会社へと変貌し、街の電柱や電線は消滅する。
現在では、電話線などいらなくなったように、ケーブルテレビだとか、光ファイバーもいらない。
ガスはまったく使わなくなり、全てが電気に置き換わるため、都市ガスのガス管も撤去できる。
すると、今まで高いコストをかけて行なってきたインフラ整備が劇的に減るのだ。
核融合炉が小型軽量化されれば、車や飛行機などに核融合炉を搭載して、原子力潜水艦のごとく永久に走り続けられるし、飛び続けられるようになる。
核融合炉が普及して始めて、全車EV化というものも可能になるだろう。
とまあ、世界や未来のことはさておき、うちのことを言えば、今のところオフグリッドでいけているが、きっと冬は厳しいだろうってこと。
ソーラーパネルの総電力量は8kw/hなので、最高で60%程度の発電量だとして4.8kw/h。
バッテリーが15kw/hなので、空っぽから満充電まで、最低でも3時間である。
冬の日照時間で、最も短い時期は6時間程度なので、晴れていればなんとかなるかもしれないが、こればっかりはやってみないとなんともわからない。
まあ、冬までには商用電源を接続して、ハイブリッド化するつもりだが、はてさて、どの程度、オフグリッドでいけるものだろうか?