ウチから花火

ログハウスに引っ越しをして1ヶ月が経過した。
なかなか快適に過ごせている。
今までは、とにかく狭い!というのが最大のネックだったが、それは完全に解消された。
ただ、屋根だけの外スペースが無いのが不便である。
とはいえ、これから作って行くのだが。

それはさておき、今までは見えなかったのものが見えるようになった。
『花火』である。
今までは、音は聞こえても見えはしなかった。
しかし、北面が大きくひらけたことにより、花火が見えるようにもなった。

とはいえ、見ていても面白くない。
まず、小さい。
これは、距離があるのだから仕方がない。
だが、最もつまらなくさせるのは、花火の打ち上げ方である。

昔、地元にいる時は、祖父母の家に行って、地元の花火を見るのが好きだった。
浜名湖の湖面に映る花火は、とても綺麗。
そして、混雑もせず、花火が終われば祖父母の家でのんびりしてから帰れば渋滞知らずだ。
昔は、三千発の花火の打ち上げといえば、少ない方ではなかったから、満足だった。

しかし、東京に行ってからは桁が違った。
一万発、一万五千発、今ではなんと、三万発だそうだ。
昔は、単発で上がって、消えて、また一発という具合だったものが、今は連続発射が当たり前になった。

のだが、ここから見える花火は、昔ながらの単発発射。
上がって消えて、また一発という具合である。
すぐに、家の中に引っ込んだ。

見えるということは、音も大きくなるということ

山に来てリアルに知ったことがある。
音は、当然、距離に応じて変わる。
近くであれば大きく、遠くになれば小さい。

しかし、距離よりも、周りの遮蔽物によって、音の伝わり方が大きく違う。
今までは、木々に囲まれていたのだが、今は、かなり開けている。
そのため、飛行機の音が格段に大きく聞こえるようになった。
正直、あまりの違いに驚いている。

飛行機は、天候が悪いと低い位置を飛んでいるので、その分音が大きくなる。
今の所、夏の1ヶ月しか経過していないためなんともいえない部分ではなるが、今までの経験と比べても、飛行機の音が大きいように感じている。
ただ、室内空間が広いということ、家具や間仕切りがなく、音の吸収物が少ないことも影響しているかもしれない。

要するに、見えるようになるということは、遮蔽物に音が吸収されずに、音も大きく伝わるようになることを知ったのだ。

もっと上は、15km離れた空港の離陸音が聞こえる

本宅予定地は、ここから、道で600m、標高で200m上がった場所に建築予定であるが、以前、上にいった時に、ちょうど飛行機が飛び立つような音が聞こえた。
まさかとは思ったのだが、音からして、明らかに離陸音。
そう、15km離れた空港の離陸音が聞こえていたのである。

9km離れたゴルフ練習場の光問題も似たようなことだったが、音も離れていても届くものなんだと実感した。
LEDが開発されなければ、光害は少なかったかもしれない。
飛行機が開発されなければ、騒音問題も減っていたかもしれない。
だが、当然、文明を止めることはできないし、するべきではないだろう。

三歩進んで二歩下がる

静かな飛行機ができるのは、、、僕がこの世から消え去った後かもしれない。
飛行機の技術が大して進歩しないのは、世界に飛行機の製造会社が少なく、競争がほとんどないことに起因しているのではないだろうか?
まあ、飛行機を作るというのは大変なことなので、そうそう簡単に、製造会社を増やすことはできないのかもしれないが、三菱が国産ジェット機の製造を断念した背景には、古い慣習からの縛りがあったように思える。
既得権益に守られている業界は、本当に進歩しない。

その点、車の場合は、進歩が早い。
もちろん飛行機よりも小さいということもある。
LEDライトが眩しいという問題は、すでに解決の糸口が見出されている。

センサーなどで前方を認識して、照射範囲を自動で制御する技術が、現在の車には搭載されている。
7年落ちのうちのまんじゅう号にも、自動的に当てる範囲と当てない範囲を制御する機能がついているのだ。

音の問題も、車の場合は、エンジン車であってもかなり静かになったし、EVであれば全くと言っていいほど騒音を出さない。
人が乗れるドローンも開発されているが、実用化されて、スーパーに買い物に行けるようになるには、あのプロペラ音をほぼ無音にする必要がある。
いつかは、そうした時代が来る。

原子力が危険だから反対するという声を聞くが、原子力が悪の産物のように言われてしまっているため、若者が原子力の世界に飛び込んで研究開発に打ち込もうという意思が削がれている。
そうなると、今現在ある原子力の技術が継承できないし、廃炉するにも知識や技術が継承されていない、人もいない、そうなったら、ほったらかし?適当に処理?となるのか?
原子力の技術は、今はまだ危険かもしれないけど、車のように技術開発を推し進め、安全性を高めて行くことを早急にやって行く必要がある。
そのためには、反対などしている場合ではない。

現在、世界では、核融合炉の開発が進んでいる。
原子力が悪の産物のように言われながらも、核融合は盛んに進められていることは、本当に救いだ。
世間が、核融合炉を悪としないで、応援する世界になっていくことを願っている。

どんなことでも、三歩進んで二歩下り、確実に一歩前に進むのである。

-MARK'S LIFE:日常