ストロベリーキャンドルと僕のカレヤン

ストロベリーキャンドルと鈴木邸のおはぎ

暴風雨の翌朝、いつものメンバーとランチとおはぎを食べに行く約束をしていた。
暴風雨によって、いろんなものが飛び散り、ガレージや屋根が壊れている中、行かないで片付けをすると言う選択肢もあったが、朝は、まだかなりの風が吹いており、片付けをすると言う状態ではなかった。
それよりも、まだまだ、いろんなものが飛んだり壊れたりしそうな予感がしていた。

まずは、犬小屋が飛びそうだったので、FANを僕の住む家の中へ避難させた。
そして、カレヤンは山から脱出させておいた方が無難かもしれないと考えた。

きっと、麓へ降りる道には、杉の枯れ葉や枝などが散乱しているだろうが、それらを取り除いていけば行ける。
その程度は、今までの経験から考えれば大したことはない。

そんなわけで、まだまだ強風が吹き荒れる中、カレヤンで山を脱出しランチ場所へを向かった。

予想通り、杉の枝葉が散乱していた。
だが、今までで最大の風だったためか、落ちている枝の数が半端ない。
少し進んでは、歩いて数十メートル取り除き、また進んでは、歩いて数十メートル取り除くと言う作業を繰り返し、結局、麓に降りるまで30分を要してしまった。
徒歩で降りるのと同じだ。

ってことで、30分弱の遅れでランチ場所である『ストロベリーキャンドル』と言う店にたどり着いた。
店名がやたら可愛い名前である。

砥部にも、ストロベリーフィールドと言う店がある。
行ったことはないが、勝手なイメージでは、まず、女子用ってこと。
やたらスイーツに凝っていて、それでいて、味はそれほどでもない割に高いと言うイメージだ。

ってことで、あまり期待せずに店に向かった。
Google Mapのストリートビューで確認しておいたところ、渋滞気味の片側一車線の細い国道の脇にあり、駐車場に止めにくそうな構造になっていた。
なので、反対車線から入らずに回り道をして、走行車線からすんなりと店の駐車場に入れるように行ったのだが、、、

駐車場に入ろうとしている車が一台、さらに反対車線からもう一台。
やたら止めにくい駐車場なのに、さらに止めにくい状態になってしまった。
とはいえ、それでも、走行している車の邪魔をややしながらも、なんとか駐車完了。

店内はほぼ満席。
土曜日とはいえ、なかなか人気があるようだ。

最近は、レストランやカフェの値段がかなり上がっていて、1000円以下で食べられるランチは珍しいし、コーヒー一杯500円は当たり前になってきている。
そんな中、日替わりランチ850円、ドリンクセットで1000円、デザートまで付いても1150円と言う価格。

そして、味は、、、ちゃんと美味い。
メインのおかずがうまいだけなく、ご飯も、サラダも、水もちゃんと美味しい。
これなら、人気があるわけがわかる。

「よかった」
暴風雨で、めちゃめちゃになっているのを置いて、枝葉が散乱する山道を抜け、強風と雨の中来た甲斐があった。
ランチの後、三津と言う地域まで行き、今日オープンと言う古民家カフェ『旧鈴木邸』へ。
おはぎとほうじ茶をいただいた。
こちらも、味は良く、お茶も美味しい。

店というところは、お客として行くよりも、店員として居る方が楽しい。
僕自身、フォトスタジオを運営し、自分でも撮影していた頃のことをよく思い出すが、その頃が、一番、気持ちよく生きていられたように思う。
今度は、カフェでもやりたいと思っているが、、、
まだ家も出来ていないのに、一体いつになることやら。

-MARK'S LIFE:日常