タラノメの時期である。
去年よりも遅い出で、4月に入ってから出始めた。
昨年までは、山の上まで歩いて行き、茅の枯れ草が伸び放題の中を突っ切り、いばらのトゲに引っ掛かり、たどり着いても、あまりの高さに手が出せずに苦労しながら、どうにかこうにかタラノメをGETしていた。
しかし、今年は、軽トラでビュビューン!と山頂に行き、草はヤギたちがキレイさっぱり食べ尽くし、さらに、開拓してあるので歩くのもラクラク、極め付けは去年、伸び切ったタラの木を切っておいたので、今年は比較的低い位置でタラノメをGETできるのだ。
ってことで、バコバコ取ってみた。
もちろん、第一弾は、天ぷらで頂く。
一緒に調理するのは、いつもの原木しいたけである。
もちろん自家製。
いつものことだが、正直、山菜よりもしいたけの方がうまい。
山菜というのは『ほのかな味』なので、しいたけの強い旨みに負けてしまうところがある。
それでも、そのほのかな味を噛み締めて味わうのだ。
タラノメは、ほんのりとした香りと、ほんのりとした苦味。
ただ、今年は、周辺の草をヤギが食べて、周辺の木を伐採して、周辺の土地開拓してしまったためか、味が薄い気がした。
環境が変わってしまったことによって、野生の力が落ちてしまったのかもしれない。
周りに草がボーボー生えている方が、養分が少なく成長が遅い。
そのため、少しずつ養分を吸収して頑張って育った方が味は濃くなる。
周辺に木が生い茂り、日光を求めて上に伸びようとする力が強ければ、それだけ力を振り絞るので、先端部分、タラノメ部分に養分をなんとしても送ろうとするのかもしれない。
そうした過酷な環境から、育ちやすい緩い環境に変えてしまったのか?
その辺は、わからないが、とりあえず第一弾を食べてみた。
タラノメは、脇芽の第二弾がある。
第二弾で、味が違うかどうか?
通常は、第二弾の脇芽の方が味が落ちるが、、、