梅干しと梅シロップ 計25kg

昨日と一昨日、梅の収穫へ行ってきた。
僕がいる山を売ってくれた不動産屋さんが所有している梅園が、車で40分ほどの場所にあり、そこに行ってきた。
その梅園は、すでに売却済みで、今年で梅の収穫も梅干し作りも最後だとのこと。
そのため、数本を、僕の住む山へ移植し、来年からは、移植した梅で梅干しや梅シロップが作れるようにと、梅園に行って教えてもらってきたのだ。

今年は、豊作だそうで、採っても採っても採り切れないほどある。
1本の木から50kgも収穫が出来るほど。
その中から、選りすぐった梅の実を、梅干し用の大樽と、梅シロップ用に8Lの瓶を2つ、梅の量で25kgをもらってきた。

小さい頃、梅干しといえば、ひいばあちゃんが作ったものを食べていた。
梅と塩だけで作った、本物の梅干しである。
それを食べていたので、売っている梅干しは、不味すぎて食べられない。
特に甘くしたものは最悪だし、添加物や保存料が入っているものは、言語道断である。

ひいばあちゃんが亡くなり、梅干しが底をついてからは、梅干しというものをほとんど食べなかった。
しかし、愛媛の山に来てからは、不動産屋さんから梅園で作った梅干をもらうようになって、ようやく、ちゃんとした梅干を食べることができるようになったのだ。
当然、梅と塩だけで作られていて、余計なものは一切入っていない。

梅園で梅干を作っているのは、梅園に梅の木を植えた時から50年間やっているというおばちゃん。
50年間、同じ場所で、同じことをやり続けるって、本当にすごい。
それでも、年齢を重ねるごとに大変になるらしく、今年で最後ということに「ようやっと終われる」と言っていたが、きっと、来年のこの時期には「梅やらにゃ」と思うのではないだろうか?
その時は、この山に来てもらってやって貰えばいいけどね。

ちなみに、僕は、梅干作りは初である。
梅を買って、自分でやろうとは思ったことはない。
梅干しが、無いなら無いで仕方がないと思っていたが、やってみると何も難しいことはなかった。

ただ、意外と梅を買おうとすると高い。
今の時期、スーパーに売っているが、500gで400円ほど。
ネットで見ると10kgで8,000円なので、同じような価格である。
今回、もらってきたのが25kgなので、ざっと、20,000円分の梅をもらってきたことになる。

収穫作業をしたのは、2日間で合計6時間程度。
収穫量は、たぶん、100kgくらい。
おばちゃんは、バイト代もらわんの?と、気にしてくれたが、梅と樽、瓶、塩、氷砂糖までもらっていれば、バイト代よりも高額だから、そんな必要はこれっぽっちもないのだ。

-MARK'S LIFE:日常, SEASONAL FOOD:季節の食べ物