カレヤン、幌交換やった

うちのカレヤン(Porsche911 Cabriolet Type996)は、2000年モデルなので、今年ですでに21歳である。
車の寿命としては、もうすぐビンテージと呼ばれる部類に入ってしまいそうなほど古い。

にもかかわらず、まだまだ、現役バリバリだし、ちょいと前には、コーティングを施し、ボディーは、ピッカピカ&ツヤッツヤで、まるで新車である。
さらに、センターコンソールを再塗装して、今度は、幌の交換もやってみた。

幌交換は、業者に依頼しようと思っていたのだが、幌交換を多数行っている業者さんにフォームから連絡してみたが、返信来ず。
近所のいつもの車屋さんに聞いてみると、やっぱり、幌交換なんていうのはやったことがない感じだった。

こっちに来た時、幌の開閉がいまいちだったので、ポルシェセンターに出したが、症状は改善されたものの、どうにも、作業が雑に思えて、それ以来、四国のポルシェセンターに出してはいない。

ってことで、これは、自分でやるしかないと決断。
まずは、幌を購入する。

アメリカ製の黒限定であれば、6万円ほどで売っているが、せっかく交換するのに黒では、面白くない。
いろんな色を売っていて、良さそうだったのが「コンバーチブル研究所」
名前が、そのまんま。

やっぱり、餅は餅屋に限る。
ポルシェには、当然ながら最高級の素材が標準装備なので、交換するのも同じ素材を選ぶ。
色は、今までがグレーだったので、ちょいと変えてみたかった。

ボディーが赤なので、通常は、グレーか黒か、はたまたボルドー(濃赤)なのだが、僕が頼んだのは、ベージュ。
赤ボディーにベージュって、なんか、ちょっと、お洒落な感じがするように思えたのだ。

ドイツ車では、赤+ベージュってないと思うけど、イタリア車には、結構あるように思える。
フィアットとかフェラーリとかになかったっけ?
あと、カリフォルニアとかで走ってるアメ車のコンバーチブルも、ありそうな感じ。

頼んだ幌が到着して、いよいよ、交換をしてみる。
幌の箱を開けると、親切に、交換手順の説明書が入っていた。

「おー、ありがたい!」

初めは、なんとなく、現物を見ながら分解して、分解したのと反対に組み立てていけば出来るんじゃないか?
と、考えていたけど、説明書が入っていたら、何倍も作業効率がいい。

それでも、実際にやってみると、なかなか、うまくいかないことは多かった。
説明書も、「はずす」とか「セットする」とか書いてあるだけで「どうやって、、、はずす」のか、「どうやって、、、セットする」のかなど、細かいことが書かれていないので、かなり苦労した。

外すのは、無理やりにでも外すことができるが、付けていくときに、まったく付けることができず、にっちもさっちもいかないので、一度、コンバーチブル研究所に電話して教えてもらった。
すると説明書の「セットする」とだけ書かれていた部分は、横からスライドさせるとのことだった。
どおりで、正面から入れようと思っても、潰れていくだけで出来ないはずだった。

実際には、わかってしまえばさほど難しいことはなかったのだが、わからない状態だと、何をどうやってもうまくいかず、試行錯誤にかなりの時間を使った。
説明書に、ひとことふたこと付け足しておいてくれたら、簡単なのになぁ・・・とも思ったが、説明書が入っているだけいい方だ。

全四日、時間にすると16時間ほどを費やして、ようやく、幌の交換が終了した。
長かったが、業者さんに依頼した場合、ネットに掲載されている交換費用は7万円〜となっていた。
もうちょっと見積もって8万円だと考えると、僕が要した時間が16時間であるから、時給5,000円でやれたってことだ。
それなら、まあ、良い方だな。

最後に、洗車をして水漏れがないか確認し、撥水処理をして終了。
なかなか、赤+ベージュ、いい。

-MARK'S LIFE:日常