良きか、悪きか、古き時代

懐かしのオート三輪。

と言っても、僕は見た事はない。と思われる。

もしかして、実物をこの目で見たのは、初めてかもしれない。

オート三輪が日本で走っていたのは、僕らが生まれた頃くらいまでか?その前か?

そんなあたりだろう。

こうして時代物を見かけると思うのが、国が違えば、時代(時間)も違って来るのだという事だ。

その昔、アメリカで流行っているビジネスを日本に持ち込んで来る事で、時代を先取りして成功するというビジネスモデルが流行った?事がある。

そうした手法は、今でも十分通用するものなのだと、こうした国に来ると感じる。

自分ごとでいえば、写真撮影という仕事だが、人々が豊かになっていけば、写真をスタジオに行って撮影するというのが増えて来る。

実際、中国なども、富裕層はスタジオに行って家族写真を撮ったり、会社の役員がプロフィールを撮影したりしている。

ここベトナムでも、いずれはそうした需要が増えて来るだろう。

さらに、先日、路上でブライダルの撮影を行っているところに遭遇した。

左にある建物がホテルで、専属のフォトグラファーが撮影しているのかと思ったが、カフェの店員に「もっとカフェから離れるように」的な事を言われていたので、建物は関係なく場所がいいので撮影しに来ているのだろうか?とも思った。

さらには、向こう側にも新郎新婦がいるので、撮影スポットである事は間違いはないようだ。

日本では、ヘアメイクさんやアシスタントがついて、常時、ヘアメイクのチェックとドレスのセッティングを行い、アシスタントはレフ板を持つ。

そうした光景はなく、フォトグラファーが一人で撮影をしていた。

一人なら、スタンド付きのレフ板を使ったりする事で光の具合は断然よくなる。

さらには、二人の立ち姿だけを撮影していて、動きのあるシーンを撮ったりはしていなかった。

現代では、ネットの普及によって日本でやっている「やり方」を持ち込んでも、あまり意味はないかもしれないが、それでも、大げさに言えば「未来が見える」と言っても過言ではないだろう。

「古き良き時代」という言葉があるが、実際に「昔の日本」のような、こうした途上国に来た時に感じるのは「いいことばかりじゃないさ」ということだ。

過去にも、未来にも、いいことも、そうでないこともある。

どちらがいいなんて事はなく、いいものは残し、そうでないものは変える。それだけのことだろう。

そして、よかったのに失ってしまったものは、こうした国に来れば、また取り戻すこともできるのだ。

もちろん、いいものだけを取り戻す事はできないが。

今回の旅は、約2週間。

全ての日程をハノイだけで過ごす予定である。

暮らすように旅をする事で、その土地を十分に感じたいというのが、僕の旅のコンセプト。

この国と古き時代を堪能してみたいのである。


via Mark な 人生



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