豪雨、台風、そして地震

いやはや、日本は災害大国ですな。

西日本豪雨が来て四国・広島・岐阜あたりがやられたと思ったら、最強台風で大阪はメッチャメチャ、そして間髪入れずに北海道地震ときた。

僕は、一年前にこの山に来た時に、最も警戒することの一つがこうした災害だと思ってきた。

何と言っても、最後の家から1.7kmも離れている山奥。

電線が引っ張られているうちは、快適な電気のある文明生活を送ることが出来たとしても、途中で電線がプッツリいくことは、想定の範囲内だからね。

そのために、当初は、ソーラー発電とバッテリーによる蓄電を考えていたんだけど、なんせ日照時間が短いので、ソーラーは、あんまり役に立たないかも?

ということで、発電機の購入も考えてみた。

そんな時、フッと思い出した。

発電機の仕組みは、ガソリンや軽油を使ってエンジンを動かして電気を発電するというもの。

そんな仕組みのヤツがウチには・・・なんと!5台もある。

 

カレヤン(Porsche)、Jくん(ハイゼット)、トラさん(軽トラ)、クボちゃん(ユンボ)、ジャガくん(林内作業車)と。

彼らには、常時、燃料が入っていて、全部にバッテリーが充電された状態で積まれているのだ。

そんなわけで、電気は、たぶん十分に確保出来そうなことに気がついた。

あとは、バッテリーの12Vを家庭用の100Vに変換するインバーターを買えば完了!ってことで、災害のための電気の確保に必要な出費は、ほんの二万円ちょいでした。

(とはいえ車両にはかなりかかってますが・・・)

 

そして、災害時に、被災者の方々が、最も困っていることは「水」ですね。

日本などは、淡水が豊富なので水に困るっていうのが不思議な気がしますけど、そこらへんの水を飲んでもなんともなく生きられる人はそうそういないので、浄化・殺菌しているか、湧き水か井戸水でないとダメなんだろうね。

東京では、有事の際に井戸水を分け合う「井戸水マップ」なるものがあるようなのですが。

その点、ここでは、水は貯水槽に5.6トン溜まっているので、送水設備が壊れなければ、水は全然大丈夫なわけだ。

 

あとは、食料。

今の所、畑は、まだまだまともに食物が育っていないけど、いずれは、買い物しなくても大丈夫なほど収穫できるようにする予定。(ハウスも作るよー)

そうでなくても、冷凍庫には常に満タンに何か入っているし、乾麺なども豊富にストックしてあるので、まあ、まず、問題ない。

 

途中の道路に土砂崩れが起こった時には、先日の豪雨の後も出動したけど、クボちゃん(ユンボ)に乗って、自己復旧しに行けばいいし、4WDのJくん(ハイゼット)でも通るのがきつければ、ジャガくん(林内作業車)なら、キャタピラでガンガン進めるのだ。

ちなみに、クボちゃんもキャタピラだけど、重量が重いので走るだけならジャガくんがいい。

 

とはいえ、災害やトラブルというものは、常に想定の範囲外で起こるもの。

どんなに準備を万端にしていても、その範囲を超えるというのが常なのだな。

まあ、その時は、その時で仕方がないけどね。

そんな時は、いかに元に戻すかではなく、せっかくなので、いかに進化するか考えようと思う。

<うちの山の土砂崩れ>

-MOUNTAIN LIFE:山暮らし