夏のエルニーニョ現象から、この冬は寒いのはわかっていた。
現に、いろんなところで記録的な大雪になっている。
しかし、ここ愛媛では、ちっとも雪が積もらない。
僕がここに来たばかりの4年前には、なんの知識も経験もない状態のところに、いきなり、20cmの積雪が襲った。
水の凍結、水道管の破裂、水関連のプラスチック部品は、ことごとく割れた。
それから4年が経ち、いろんな経験をして、厳冬を迎える準備もしてきた。
しかし、いまだに、4年前のような雪は降らない。
それが、この2月中半に来て、いよいよ来たか!と、思ったら、これまたスルーだった。
結構な勢いで雪が降ってきたが、結局、降り続くことなく終わってしまった。
記録的な積雪で大変な思いをしている人たちには悪いが、一回くらいは、積ってもらいたい。
4年前の、真っ白な世界をもう一度見たい。
その真っ白な世界に、自分が最初に一歩を踏み出す。
いや、正確には、人間として最初の一歩を踏み出す。
そして、そこには、人間は自分しかいない。
他には、うちのヤギとうちの犬、小さな小動物たち、そして、まだ暗いうちに通って行ったであろう動物たち。
まるで、おとぎの国、絵本の中の世界のような光景が広がり、その中に、ポツンと自分がいるのである。
まあ、雪が降らなくても、十分、変わった世界に暮らしてはいるが、僕としては、すでに慣れた。
雪が積もれば、多少なりとも違う世界のように感じられて新鮮だというだけなのだが、、、
一回くらい積もってくれないかなぁ。