ハイブリッドインバーター復活

去年の暮れ頃から100Vの電圧が出なくなってしまっていたハイブリッドインバーターが復活した。

ハイブリッドインバーターというのは、家庭の電源をバッテリーで動かし、バッテリーがなくなると電力会社の電源(グリッド)に自動的に切り替える装置のこと。
バッテリーで供給するための装置がインバーターで、グリッドと切り替える装置がくっついているので、ハイブリッドという名前がくっついているというわけだ。

今回、ハイブリッドインバーターが正常に稼働しなくなったのが、冬の初めだったため、当初は、寒さによるバッテリーの出力不足を疑っていた。
車のEVも寒さに弱いって、よくニュースで言ってるしね。
ただ、別の場所でもバッテリーを1台だけ稼働しており、そちらは正常。
家の方は、バッテリー6台を連結しているため、1台だけなら多少の出力が下がっても大丈夫だが、6台連結で大容量を発するため出力が落ちているのか?と考えていた。

そして、冬が過ぎ、春の訪れが見えた頃、気温も上がってきたため、再びインバーターを起動させたのだが、、、ダメだった。
ダメな理由は、ACの出力電圧が100Vに達しないというもの。
気温はある程度上がっている昼間でもダメだということは、バッテリーの寒さによる出力低下ではなかったし、バッテリーの劣化もない。
バッテリー側の電圧は正常に出るのに、インバーターで100Vの出力が出なかった。

中国製の製品に、救いの道はあるのか?

ちなみに、製品は、中国製。
そのため、いろいろと不安がよぎる。
中国メーカーに問い合わせってできるのか?
修理を依頼できるのか?
日本国内で完結できるのか?
そもそも、意思疎通は可能なのか?

そこで、まずは、販売店に相談してみることにした。

すると、ちゃんと返事をいただけた。
まず提案されたのが工場出荷時への初期化。
やってみたがダメ。
あと、調べてみると新しいファームウェアが公開されていたのを発見したのでやってみることにした。

新しいファームウェアは、僕が購入した後に公開されていて、今まで気が付かなかった。
だが、僕が購入した当初、ある問題が発生していた。
それは、バッテリーが満充電になると、過充電と検知されてハイブリッドインバーターが停止してしまうというもの。

この問題点を提起し、その解決方法を紹介していたのが、オフグリッドの動画を多数上げている『ジョージさん』
この方のYoutube動画によって、当時、僕自身もこの問題を回避していた。
そのため、原因がこの問題に起因していると気が付かなかったのだ。

新しいファームウェアは、この問題を解決したファームウェアであったわけで、僕に起こった電圧が出ない原因もここにあり、ファームウェアのアップデートによって解決するわけなのだが、ことは、そう簡単には進まなかった。

まず、一つ目の問題は、ファームウェアアップデートには、Windows PCが必要だということ。
だが、うちにはWindows PCはない。
パソコンは4台あるが、すべてMacである。

ただ、うちのMacには、Windowsが入ってる。
Mac内のWindwsを起動させればファームウェアのアップデートはできるはず。
ってことで、やってみた。

すると、正常に認識され、アップデート開始。
1%、2%と進み7%まで来た時に停止。
そこから、うんともすんとも言わなくなってしまった。
ケーブルを差し直すも、装置を認識してくれなくなってしまったのだ。

ファームウェア失敗による大きな代償の記憶

悪い予感が頭をよぎる。
今から27年前。
東京(と言っても埼玉浦和)に上京した僕は、フルタイムで働きながら、副業を行うために新しいPCを買った。
IBM PCの最上位機種で、お値段なんと32万円。
今でも、32万円といえば高額な方だが、当時は、かなりハイスペックな最上位機種。
東京に出て、気合を入れてやるためには、最上位機種が必要だろうという大いなる勘違いから購入したのだ。

ほんの2、3ヶ月使用した後、ファームウェアップデートの告知が来た。
現在のMacなんかのアップデートは、すべてフルオートで、実際にユーザーが何かするという行為は皆無だが、当時は、理解不能な英語やプログラム用語が並んだ状態のものを、打ったり読んだりして理解しながら進める必要がった。
そのため、ファームウェアアップデートの失敗リスクと隣り合わせだった。

ってことで、やってしまった。
アップデート失敗。
で、IBMに電話する。
すると、修理費に8万円ほどかかると言われたのだ。

ファームウェアというのは、いわゆる単なるプログラムで、買い換えれば済むはずなのだが、何に8万円もかかるのか?と聞くと、マザーボード(PCのメイン基盤)をそっくりそのまま変えるという。
プログラムだけをアップデートすることは出来ないとのことだった。

幻滅した。
大きな借金を抱えた状態で、意を決して上京し、借金に借金を重ねて、いざ出陣!と思ったら、いきなり大ゴケだったのだ。
IBMの対応に嫌気がさした僕は、32万円出したIBM PCを捨て、自作PCへの道を歩んでいったのだが、その話はまたいつか。

ってことで、話をハイブリッドインバータに戻す。
ファームウェアアップデートに失敗した件で、販売店にまたまた相談。
販売店に送ってみてもらうことにした。

後日、販売店から『正常にアップデートが完了した』という連絡があった。
その後、稼働の確認をしてもらい、正常に稼働しているとのことで、送り返していただいた。

設置して動かしてみる。
復活した。

このハイブリッドインバーター。
当時の価格で25万円
27年前の32万円と比べれば安いものなのだが、それでも25万円ドブに捨てる思いだったのだが、見事に復活してくれた。
費用は、往復の宅配料金5,000円のみ。
販売店の手数料は無料で対応してくれた。

販売店さんに、ファームウェアの再アップデートに関して、すんなり出来たのか聞いてみたところ、何度もチャレンジして、タイミングが合って出来たとのこと。
僕がMacを使っているから出来なかった訳ではなかった。
Windowsでも同じことだったのだ。

と、いうわけで、無事にハイブリッドインバーターが復活し、無事に電気が供給されている。
これで、電気代ほとんどタダ生活も復活なのである。

-MARK'S LIFE:日常