土窯で焼く、Pizza Day

おとといはPizza Day。
Pizzaを焼こうと思った時、昼から始めたのでは到底間に合わない。
もちろん、材料は事前に用意しておけなければならないのはもちろんだが、生地作り、ソース作りに加えて重要なのが、窯への火入れである。

オーブンにも余熱時間があるように、窯は、中で燃やしている火で焼くのではなく、窯に蓄熱された熱で焼くので、余熱時間が非常に長く、最低でも2時間前には火を入れて窯を熱くしておかなければならない。
とはいえ、生地作りも2時間はかかるし、その間に、ソースも作らなければならないので、結局のところ、10時頃から始めると、ちょうどお昼にピッツァが食べられるという計算である。

今、こうして記事に書いてみて思ったのだが、いつも焦り過ぎかもしれない。
今回も、朝8時には窯に火を入れていたが、一枚目の試し焼きしたピッツァは、一瞬で丸こげになってしまった、、、( ̄▽ ̄;)
ちょっと、火入れが早過ぎたし、薪も入れすぎていたのである。

数ヶ月前、窯ができたばかりの時にPizza Dayをやった時は、最初はちょうどいい感じに焼き上がったが、その後、火力が落ちてきてぺちょっとした感じになってしまった。
その経験から、窯をガッチリ熱くするということでやってみたのだが、今度は、熱くし過ぎてしまった。
まあ、何度も失敗して、経験を生かして次につなげればいいわけなので、きっと、次回はもっと上手くいくであろう。

それはさておき、今は真冬。
残念ながら、定番のマルゲリータに欠かせないバジルが無い。
生えてもいないし売ってもいない。
仕方がないので、パセリとか、セロリとか、ルッコラとか、やってみたけど、やっぱりバジルが無いとしっくりこない。

今回は、麓の子供たちも来ていたので、いつもの大人向けピッツァだけでなく、子供向けのいわゆるピザも焼いた。
ソーセージにベーコン、コーンにチョコマシュマロまで。
その中で、ヒットだったのが、チョコマシュマロである。
もう、砂糖盛りと言っても過言ではないほどの、激甘ピザになったが、これはこれでおいしい。
結構、ハマってしまいそうなヒット商品だった。

そんなこんなで、三回目のPizza Dayを終えた。
今回の課題は、ベーコンやソーセージなどを乗せるには、いつものあっさりとしたトマトソースでは弱かったこと。
さらに、いつもよりも唐辛子の量を減らしたのだが、子供たちには、辛かったかもしれないということだった。
子供達用に、ケチャップとトマトピューレMIXあたりのソースを作っておくのが良さそうだ。

そして、今回分かったことは、気温が5度6度の中でも、土窯は冷えることなく、ガンガンに熱さを保てるってことだった。
Pizza Dayをやる!と宣言してしまった後で、この寒さの中、窯の温度が心配だったが、逆に熱すぎてしまったほどだったのだ。

あと、やはり、ビニールハウスが欲しい。
トマトやバジルを育てておかないと、おいしいピッツァが冬には食べられないなんて悲しい。
元々、トマトは、乾燥した砂漠のような場所で育てられていて、昼間と夜の寒暖差が激しい方が、トマトがおいしくなるらしい。
そのため、ハウス栽培で、収穫時期のピークは12月、日中は暑くして、夜は冷やすというように育てるのがいいらしい。(美味しんぼでやってた)

ピッツァ作りも、こだわればこだわるほどキリがない。
ただ、こだわりがある程度現実化できれば、これが商売になるなぁ、、、(≧∀≦)
なんてことも考えたりもする。

一昨年の夏に畑で出来た、サンマルツァーノという地中海原産のトマトは、本来であれば、甘みが少なく、身が硬く、生食ではなくソース向きの品種なのだが、なぜだかうちのサンマルツァーノは、どんなトマトよりも旨味MAXだった。
これは、自分だけの味覚ではなく、いろんな人に食べてもらった結果として、誰もが認めるほどの旨さだった。

こんなトマトが出来て、バジルも自然栽培、生地は、地元産小麦で、酵母は天然酵母、それを、土窯で焼くこと1分。
絶品ピッツァが出来上がり、熱々のうちに大自然の中で堪能するってことであれば、う〜ん、売れそう。
デザートピッツァとして、チョコマシュマロも売っちゃおう!

-COOK:料理, LUNCH:ランチ, MARK'S LIFE:日常