10日前に、砥部日曜市で買ったナス。
買ったはいいけど、13日から東京だったので、それから冷蔵庫で眠ったままになっていた。
今までの経験から察すると、10日も経つと、切ってみると黒くプツプツなっていて、食べれはするが全く美味しくないか、身がスカスカになっていて、食べるどころじゃないか、どちらかというのが定番だ。
ダメなことはわかっていつつも、とりあえず袋から出してみる。
外見は、やはり、みずみずしさは感じられない。
切ってみる・・・
あれっ?
黒くもなってないし、スカスカにもなってない。
多少は、薄く茶色くなったような感じがする部分はあるが、思った感じとは、全く違っていた。
全然食える。
このナス、袋に入って売られているものではなく、「自家製」って書いてあったので、普通のおばちゃんが、自分ちの庭で育てたものだと思う。
形も、よくある形ではなく、ビヨーンと細長く伸びていた。
これが、自然栽培の威力だろうか?
もちろん、自然栽培なんてことを意識して、育てたのではないだろうが、結果的に、育てたのではなく、自然に育ったのだろう。
自然栽培のりんごで有名な、木村さんが講演などで、よく出しているネタが、まさにこれ。
農薬や化学肥料を使った野菜は腐っちゃうけど、自然栽培の野菜は腐らない。
物が腐るというのは、本来は、あまりなくて、物は、朽ちるという。
確かに、ミミズコンポストに入れた野菜くずなど、農薬使っていそうなものにはカビが生えて腐る。
しかし、そうでもなさそうなものには、カビは生えず、知らぬ間に消えているのだ。
今まで、自家製野菜と言うのは、ほとんど買う機会がなかったし、買えばすぐに食べてしまっていた。
10日間も、ほったらかしなんてことはしたことがなかったが、今回、いい実験になった。
やっぱり、自然の力って、とんでもなくすごいんだと分かったよ。
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