ムカデに刺されたー(2回目)

昨日は、町内一斉清掃の日。
朝7時に、集会場に集合する。
多くの人たちは、歩いて1分以内だが、僕は原付に乗って5分走って集会場に着く。
一応、みんなに顔を見せて、町内一斉清掃をやります!と言う、アピールをして家に帰る。

戻ってから何をするかと言うと、1.5kmある町道(山道)の草刈りである。
軽トラに仮払い機とスコップを積み出発した。

草を刈る現場につき、やる気とともに手袋を手にはめる。
右手の手袋をはめたとき、指先に激痛が走った!

かぁ、イッテー!やられた

何者かが、手袋の中に潜んでいたのだ。
その時点ではまだ正体はわからないが、とてつもない強烈な毒を持った奴である事は明白だった。
右手人差し指は、激痛とともにしびれ、とても我慢できるレベルではない。
一緒にムッティさんがいたので、軽トラを運転して家に戻ってくれるように頼んだ。

軽トラの荷台に乗って、痛みをこらえながら手袋を確認すると、中からまあまあ大きめの、ムカデが出てきた。

犯人はこいつかー

以前もムカデに刺されたことがあったが、そいつは小さなもので、それほど大した事はなかったが、今回は少し大きめであり、刺された後の痛みと痺れは、前回の比ではなかった。

家に戻ると、まずは流水で傷口周辺を流す。
その後、もうすでに、山暮らしのアイテムとしては、必須となったポイズンリムーバーで、毒を吸い出していく。
その間も、激痛でたまらない。

あまりにも耐えられないので、町内一斉清掃の草刈りは、ムッティさんに頼み、僕は少し寝ることにした。
しかし、ベッドに入っても、痛さとしびれは変わらないし、それに寒い。
そこで、熱い風呂に入ってみることにした。

一般的な常識で考えれば、熱い風呂に入り、血流の流れが良くなれば、体内に入った毒が、体中に回る可能性があるため、タブーではあると思われる。
だが今のままでは、寒くてとても寝られない。

最近人が来ていたため、薪で風呂を沸かすのに時間がかかりすぎると言うことから、深夜電気温水器のスイッチがオンになっている。
蛇口をひねり、熱い湯をため、風呂に入った。

風呂に入っていると、痛みと痺れが緩和してきた。
どういうことかと僕なりに考えてみた結果、温度が高くなったことによって、体内の免疫を司る攻撃隊が活性化したのではないかと思われる。
もちろんそれは、単なる素人考えに過ぎないが。

しかし事実は、風呂に入ったことによって、痛みと痺れが緩和し、曲がらなかった指が少し曲がるようになった事は確かなことである。

刺されてから、3時間ほど経過すると、痛みと痺れは耐えられるほどになり、腫れもさほど大きくはならなかった。
このまま引いてくれればよかったのだが、翌日には、少し腫れが増した。
どうやらムカデに刺された箇所の周辺に、血が集まってきているからなのか、他の虫にも2カ所刺されている。

昨日刺されたときには、あまりにも痛くて、そして、毒の作用によるしびれもひどく、もしかして、まずいことになってしまうかもしれないと心配したが、とりあえず今は、大きく腫れてはいるが、痛みもしびれも少なくなったので安心している。

虫と獣との格闘は続く

スモモを収穫し、ハクビシンとの戦いがひとまず休止に入ったと思ったところで、ムカデ事件。
さらには、だいぶ良くなったが、カレヤン異臭事件、ヤギのOPERAが枝豆食べちゃう事件、犬のFANは相変わらずなつかず、烏骨鶏のBONBONは、実はオスだったことも判明。
最近では、ブヨに続いて、アブが出現してきた。
ネズミは年中、いろんなところに生息しており、毎日のように虫や獣と戦う日々を送っている。

しかし、僕はわかっているのだ。
こうした問題のほとんどは解決できるということを。
戦いは、初戦から勝ってはいけない。
まずは、負け。相手を油断させておいてから、隙を狙って完全勝利というのが、僕の必勝パターンである。

これからも戦いは続くだろう、しかし、僕はこの山と自然と共生しながら、虫や獣に勝つのである。

-MOUNTAIN LIFE:山暮らし, PROBREM:問題, SICK:病気
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