人体実験から3週間と新たな実験

3週間前、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯磨き粉を使わないということを始めた。

始めてから1週間後に、記事を書いたが、その時、少し気になっていたことがあったのだが、書かなかったことがある。
それは、使わなくなってから3日後あたりから、背中の中央部に脂が溜まっている気がしたのだ。

その際、よくお湯に浸かって、ボディータオルでこすってみたが、取れることはなく、2、3日ほど、べたついた感じがしていたのだが、5日目を過ぎたあたりには、いつの間にかベタつき感はなくなっていた。
それ以来、べたつき感はない。

これは、今までボディーソープを使用していて失われていた油分を補うために体が出していた脂が、いつも通りの出量だったために、脂が溜まってしまったのだが、2、3日で、体も「なんか、脂が落ちてないぞ」と気が付いて、排出量を抑えたためにべたつき感がなくなったのだろう。

そして、実は、少々驚くことが一つある。

垢がたまらないのだ

実験開始当時は、アカスリを定期的に使用する予定だったのだが、やはりアカスリは皮膚表面を多少なりとも傷つけるため、気になるまでは使わないことにしていた。

で、結局、気になることもないため、ずっと使っていない。
ボディータオルも、始めのうちは毎日使っていたが、そのうち2日に1回となり、3日に1回となっていった。
なんとなく、こする必要もないような気がしてきたのだ。

当初、垢が多少は出た。
それは、今までと同じような感じだったため「肌とは、こういうものである」と思っていたのだが、徐々に、垢がたまらないような感じになってきた。
いつもなら、こすれば多少は出てくる場所をこすっても垢が出ない。

今も「本当だろうか?」と自分で疑ってみて、ゴシゴシとこすってみるが、痛いだけでちっとも垢が出ないのである。

そう思うと、垢の元も、体から出る脂が主で、そこにいろんなものがくっついてしまうのではないだろうか?
そう思うと、現代人は、せっかくの脂を落として、体はそれを補おうと大量の脂を放出、そこにゴミがくっついて、また人は、それを落として・・・と、わけのわからんことをやっているように思えてきた。

僕がやっていることが正しいかどうかは、まったくわからないが、やってみた価値はあると思う。

さて、頭はどうか?

実は「人体実験1週間が経過」の記事を書いた翌日、ヘアサロンへ行ったのだ。
正直、行く前にシャンプーしていこうかなぁ?と、思ったのだが、せっかく専門家の元へ行くのだから「シャンプーやってない」ってことを伝えて、髪と頭皮の状態をみてもらおうと思ったので、その日もシャンプーせずにサロンへ行った。

すると、サロンのオーナーも2ヶ月ほどシャンプーしない実験をしたことがあるという。
その期間は、木酢液を付けていたとの事。
「Oh!木酢液は、さぞ匂っただろう」と思ったが、そのことは口にしなかった。
僕も、木酢液よりはマシだろうが、なんつっても、米のとぎ汁だからな。

オーナー曰く「整髪料など付けなければ、人間の皮脂はお湯で落ちるから大丈夫」との事。
整髪料の油は、お湯で落ちないので、どうしても落とすには科学の力が必要なようだ。
あと、排気ガスなどの油分も、髪についてしまったらお湯では落ちないので、現代に生きている以上、シャンプーをまったくしないわけにはいかないようではあった。

さて、この日は、実はシャンプーしてもらった。
「今日は、シャンプーしても?」と聞かれたので、せっかくなのでやってもらったのだ。
そして、その後、やはり、頭皮がベタつき始めた。
頭皮が、失われた油分を補っている感覚がわかった。
しかし、背中の時と同じように、2、3日でべたつき感は無くなっていった。

そう思うと、今まで

シャンプーは、頭皮を洗う

と聞いてきたものが崩れてきた。
頭皮を洗ったら、油分が取られ、余計な脂がガンガン出てきてしまう。
そこに、ゴミがくっついて汚れになる。

もちろん、頭皮を洗う目的は、このくっついた汚れを除去する事なんだけど、そもそも、余分な皮脂が出なければ、ゴミもくっつきにくいのではないだろうか?
多少くっついたとしても、細胞が剥がれ落ちるのと同時に、ゴミも落ちていくだろう。

髪自体はどうか?
髪自体は、細胞分裂していない(たぶん)
ってことは、髪にくっついたゴミは、剥がれて落ちないってことだ。
そうなると、

頭皮は洗わず、髪洗う

というのが、シャンプーの仕方のような気がしてきた。
今度、やってみることにしよう。

歯磨きに関しては、当初、粗塩で磨いていたが、今は、何もつけないことにしている。要するに

唾液で磨く

ってことだ。
口の中は、弱アルカリ性。この状態が適切なので、塩で磨くと若干酸性方向へ行ってしまう。
歯が白くなるというのを見つけ、弱アルカリ性である重曹でも磨いてみた。
確かに、ステインなどは落ちている気がする。
ティーポットなどを重曹で洗うと、茶渋が取れる原理と同じである。
ただし、

不味い

ので、1回きりでやめておいた。
重曹は体に害はないとは言え、気持ちのいいものではない。
重曹と同じようにアルカリ性のものに「灰」があるけど、さすがに灰を口に入れる勇気はない。
ってことで、何もつけずに丁寧に磨くという結論に達している。

食器用洗剤を使わないってこともやっている。
油物は、手を拭いた後のペーパータオルを使って、拭きあげてから、毛糸で作られたタオルで洗い流す。
こうすると、ベタつくことなくすっきりとれる。
油はお湯で洗わないと落ちない。と思うが、まったくお湯は使っていない。

ポイントは、洗う前に、極力油分を拭き取っておくことだ

拭き取るために、真新しいペーパーなどを使用するのは勿体無い。
僕が使っているのは、ペーパータオルなのだが、ペーパータオルなど使っていないという人の方が多いだろう。
使わない理由は明白、コストがかかるからだ。

僕も、以前はそう思っていた。
だが、ある家庭に行った時、手を洗わせてもらった際にタオルがなかった。聞くとペーパータオルを使っているとの事だった。
その瞬間「なんと、贅沢な!」
と、思ったが、実際のコストは、1枚0.75円。

0.75円かかると言えばそれまでだが、1日で使用する量は、僕の場合多く見積もっても20枚程度だろうか?
タオルと併用しているので、通常の使用量は、10枚満たない。

汚れた手や油分がついた手を洗った時などはペーパータオルを使うが、軽く水に触れた程度であればタオルを使うようにしている。
こうすると、タオルはビチャビチャにならないし、そうそう汚れない。

そんなわけで、使った後のペーパーを汚れ物に利用すれば、余分なコストはかからないというわけなのだ。

さて、もう一つやっていることがあるのだが、長くなってきたので、その話は、また今度。

P.S
写真が、妖怪なんとかババァみたいになっているけど、それは実験のせいではないぞ。


夜になりまして、記事に書いたけど、本当に垢でないかなぁ?
と、自分で自分を疑い、風呂に入った際にゴシゴシとこすってみました。
やっぱり、痛いだけでした。マジで。

-MARK'S LIFE:日常, 実験