格闘の痕跡

道ばたに、羽が落ちていた。

一カ所だけではなく、何カ所にも落ちていた。

きっと、何かとの格闘の痕跡だろう。

かなりの数の羽が落ちていたので、この羽の主は、すでにこの世にいない可能性が高いな。

以前、この山に来て初めて会った哺乳類(もちろん人間以外)が、ハクビシンなのか、猫なのか?

後ろ姿を一瞬見ただけだったのだが、誰かが住んでいることは間違いないのだ。

そして、この格闘の痕跡も、鳥とその誰かの戦いの後であろう。

そうそう、先日の朝、センサーチャイムが鳴ったので、外を見ていたら、白い犬がひょこひょこと歩いてやってきた、それも、一匹ではなく二匹。大きさの違いからして親子だろう。

二匹とも真っ白だ。

どうやら、この辺では、よく見かける白い犬らしく、僕も、見かけたことがあったが、山の上まで上がってくるとは思わなかった。

雪の日についていた足跡、しいたけばたけのジッチャンの犬の太郎の足跡かと思ったけど、そうではなく、白犬の親子のものだったんだろう。

二匹揃って歩いている足跡があったのだ。

野良犬らしいが、また来たら、何かあげてみようかな?


via Mark な 人生



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