今日は、消防訓練だったよ。

部落の最後のお宅を過ぎて、うちの山へ上がる手前に、砂防ダムがある。

今日は、そこで、消防訓練だったよ。

僕が到着すると、砥部町消防団の団長さんと副団長さんが、すでに来ていた。

そして、しばらくすると、消防署の職員さん。

あとは、ちょいちょい来るかなぁと思って待っていると、消防車が、一台、二台、三台、四台。

えっ?こんなに?

消防団員が、総勢五、六十人。

五分団合同訓練ってことだった。

その中で、消防の服を着ていないのは、僕一人。

人が多過ぎて、役割がなさそうだったので、本職の写真屋さんに徹してみた。iPhone撮影だけど。

周りの人たちからは、役場の人?くらいに思われていたようだ。

その後は、いつものように(と言っても、僕は二回目だけど)懇親会と称する飲み会。

それも五時で終わり。

十人ほど、うちの山に来てくれたよ。

ヒノキの丸太を椅子にして、暗くなるまで二次会。

真っ暗な中、みんなで歩いて帰って行きました。

残念ながら、無事に帰ったようです。(≧∇≦)

今日もそうですが、朝からずーっと同じ人たちと過ごす。

これって、ちょいちょい会うよりも、結構親睦が深まるような気がします。

十時間も同じ人たちと過ごすって、学校や職場、趣味が同じ人たち以外に、長く過ごすことはないと思うのです。

思い出してみても、やっぱり、なかなか、そういう機会ってない。

通常、人と会っている時間って、一、二時間ってところだと思うのです。

そう考えると、二時間を五回と同じ。

もしかして、二時間を五回よりも、親しくなれるかもしれません。

今日もまた、新しい出会いがたくさんありました。

昔、「友達100人できるかな?」って歌がありましたが、あの歌を聞いた頃、「そんな100人もできねーよ」と、思っていました。

そして、友人というのは、若い時の方が出来やすく、大人になればなるほど、出来にくくなるものだと。現に、ほとんどの人たちは、そうでしょう。

知人は増えたとしても、友人には、なかなかなりません。

しかし、僕は、逆に、大人になればなるほど、どんどん友人が増えています。

いや、僕が勝手に「友人」としているだけで、本当は、ただの知人かもしれませんが。

それでも、僕の中では、単なる知人というよりも、友人に近い人たちのとの出会いが多くなっていることは確かなのです。

これは、この新しい土地に来たからだけでなく、東京にいた時にも、そうでした。

だから、田舎だからとか、移住者だからとかではなく、僕が思うに、「なんか面白そうなことをやっているヤツがいる」と思われているか?というところが大きいように思います。


僕はよく、昔から「自分が、やりたくても出来ないことを、実際にやっているヤツがいた」と言われることがよくあります。

理想としていたこと=誰にも出来ない。

そう思っていたのに、実際に、ひょうひょうとやっているヤツがいた。

それが、僕だというのです。

フォトグラファーとしてやっているときもそうでした。

お客さんとの関係が、友人のようになれば、表情は圧倒的に良くなって、写真もよくなる。

そんなことは、誰でもわかっていたことですが、「友人になる」ことは不可能だと思われていたのに、いとも簡単に友人になって撮影しているヤツがいた。

お客さんのモデル力が高ければ、写真もよくなるということも、誰でも知っているのに、お客さんのモデル力を上げればいいと考える人はいなかった。けど、僕は、お客さんのモデル力を向上させて、写真のレベルをあげていた。

今でも、DIYで小屋を作りたいと思っている男たちはたくさんいる。

自分の手で木を切り、木を組み、家を作ることは、その昔、一人前の男の条件だったのだ。

しかし現代では、それは「叶わぬ夢」とまでは行かずとも、叶いにくい夢であるようなのだ。

だけど、僕はやっている。

そんな奴って、人の興味を引くのではないだろうか?

もちろん、考え方は、人と違うので、意見が合わない、話していても共通の話題が少ないなどの理由で、結果として、長続きしない関係の人たちも多いかもしれない。

それでも、考え方が似た人たち(または、全く正反対の人たち)との交流は続く。

結果、友人は、増え続けるのだと思う。

今、僕は、改めて、一人では、偉大なことは成し遂げられないということを感じている。

きっと、協力者がいなければ、家を作ることは難しいだろう。

会社を運営していくことも、僕一人では難しい、家庭という場所も、夫婦が一対になるからこそ保てるのだと思う。

そして、人生を生きることにおいても、一人では生きてはいけない。いや、生きていくだけなら一人でもいいのかもしれない。

しかし、「意味のある人生」を送ろうと思うのなら、きっと、一人では無理なのであろうと思うのだ。


via Mark な 人生



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