ログガレージを住居化し、ログハウスにし、8月初旬に住み始めて4ヶ月が経とうとしている。
この間、真夏を経験し秋になり、そして冬を迎える。
今までの朝の最低気温は2℃。
一晩中アラレが降り、初雪も降った。
その時の気温が3℃。
これからますます寒くなってくる。
今はまだ、大地が冷え切ってはいない。
海の水温は、1ヶ月遅れだと聞いたが、地中の温度もそんな感じだろう。
なので、地中は、まだ10月後半。
2月が最も寒く『底冷え』となるのは、大地が冷え切ってくるからだ。
さて、このログハウス。
断熱性が無いに等しい。
元々、ガレージ用途だったため、屋根や壁はあるが、そこに断熱材を入れていない。
屋根は、ソーラーパネルを設置し、夏の太陽熱が屋根材に直接当たらないようにしてあるが、断熱材はないので、外の熱気や冷気は直接伝わってくる。
夏の暑さは、もともとエアコンを使用しない性格なのと、建物自体が北向きに建てられていて、南側に窓が少ないことで、猛暑の夏でもそれほど苦もなく過ごしていた。
実際、エアコンを使用しなければ、壁の断熱効果というのは意味をなさない。
屋根は、ソーラーパネルのおかげで、太陽光が直接屋根材に当たらないため、思ったほど屋根は暑くならなかった。
で、問題は冬。
冬の場合、屋根の断熱はそれほど問題にはならないように思えるが、壁は問題である。
さらに、ガレージ仕様のため、床はコンクリートのままである。
暖房器具はというと、メインはやっぱり薪ストーブ。
以前住んでいた7.5畳の小屋の時、最初は薪ストーブがなかった。
あまりにも狭いため、薪ストーブなど入れられないと思っていたのだ。
そのため、暖房器具は、石油ストーブとホットカーペット。
この山に来た最初の冬は、寒かった。
20cmを1度、15cmを1度の積雪があり、水道管も凍りついた。
そんな中、石油ストーブとホットカーペットで凌ぐのは大変だった。
ちなみに、エアコンも付いてはいたが、20年前のもの。
ずっと使っていなかったエアコンの中は、ネズミの巣と化しておりとても使える状態ではなかった。
しばらくすると知り合った方(僕はロッキー師匠と呼ぶ)から「知り合いが薪ストーブをくれるようだけど、いる?」と言われもらうことにした。
とはいえ、7.5畳の小屋に設置することはできないと思っていた。
が、ある時、4畳の小屋に住む若者が、小屋の中で薪ストーブを焚いている映像を目にした。
「えっ、ええっー!4畳で薪ストーブ焚いちゃってるの?真横に可燃物あるのにもかかわらず、、、」
4畳で火事になっていないということは、7.5畳でもいけると判断。
早速、薪ストーブを設置した。
薪ストーブを設置しても、火事にはならなかった。
ただ、すぐそばに木があると、発火する可能性があると思い、鉄板やスタイロフォーム(断熱材)でカバーした。
暖かさは、石油ストーブとホットカーペットの比ではなかった。
断然、圧倒的に暖かい。
というか、熱い。
暑すぎる。
火をつけてしばらく放置していると、灼熱地獄と化していた。
そんなわけで、今までは、冬の寒さなどなんのそのであったが、今度の面積も体積共に、約3倍。
もちろん、薪ストーブの火力も2.5倍に。
したのだが、、、。
それでも、断熱材が無いこと、床がコンクリート仕上げだということが、どの程度、寒さに影響するのかが心配である。
さらに、今年は、カメムシが多い。
カメムシが多い年は、大雪が降ると聞く。
現に、6年前もカメムシが大量に発生しており、その年の冬は大雪だったのだ。
さて、何のタイトルで書き出したのか忘れるところだった。
断熱性能を少しでも改善するため、北側を覆う大窓を二重にしたってことだった。
ガレージ仕様の時は、ガルバリウムで覆っていたが、住居化するにあたって、ポリカーボネートの透明板にした。
さらに今回、ポリカーボネートの透明板をもう一枚内側に貼り、二重サッシにしたのである。
こうすることで、ポリカとポリカの間に空気層が生まれ、断熱効果が出るというわけだ。
実際に、結露がほぼ無くなっていたのを見ると、その効果はあると言える。
下の部分は、外側と同じようにガルバリウムの外壁材を貼り、中央にはスタイロフォーム(発泡系断熱材)を入れた。
これで、下からじわじわとくる冷気を遮断することができる。
さて、これで、極寒の冬を乗り越えることができるだろうか?
もちろん、暖房は薪ストーブだけでなく、石油ストーブも、ホットカーペットも、エアコンも最新装備で準備万端である。
電力も、四国電力から繋いでいるので、薪を焚いて、灯油を焚いて、電気をガンガン使えば大丈夫だが、どの程度、必要なのか?
12月に入った、いよいよ本格的に検証開始である。