春の種まき

日中の気温が20℃を超えた。
春の陽気である。

これだけ気温が高くなると、植物の成長も早くなる。
ってことで、春の種まきをやることにした。

冬の間、ヤギに畑の冬野菜を全部食べられてしまったことで、畑をヤギに開放した。
見事に、ツンツルテンになるまで食べ尽くされ、一本の草も生えていないほどの状態になった。

冬の間は、ヤギを放牧させず、ヤギ小屋とヤギ庭で生活させ、餌を運んでやっていた。
しかし、年末年始の間、僕がいないことをいい事に、オスヤギのOPERAが調子付いて、メスヤギたちに襲いかかっていたようなのだ。
メスヤギたちは逃げ惑い、とうとう、金網を突き破って外に出てしまった。
そして、畑に入られ、すべて食べ尽くされたというわけなのだ。

しかし、畑をヤギたちに開放したことで、野菜は食べられたが、同時に、雑草なども食べ尽くされた。
そして、畑の中は、ヤギの糞だらけとなった。
そうして、次の種まきの準備が見事整ったというわけなのだ。

今までは、畝を高い場所から低い場所に向かって作っていたのだが、今回、高さを揃えるように畝を作った。
どうやら、そうして作るのが傾斜地の畝の作り方らしいのだ。

畑仕事のイメージというのは、爺さんがクワを振っているシーンを思い浮かべる。
今回、畝を作るのにクワを振ってみたのだが、これが、かなり疲れた。
もちろん、慣れていないことなので、疲れて当然だが、年寄りでもできるようなことが、意外にもできないことに驚いたのだ。

ヒーヒー言いながら、何とか、畝を完成させて、種を撒き、ヤギ小屋から運んだ敷き床になっていた枯れ草と、ヤギのうんこを畝の上に撒いて完成した。
ヤギと畑というのは、共存はできないが、愛称はいい。
ここに、鶏がいても良いのだ。
もちろん、ヤギも鶏も種まきの後には、絶対に畑に入れられないが、収穫が終わってからであれば、残っている雑草や、雑草の種、虫などを綺麗さっぱり食べ尽くしてくれるのである。

きっと、何十年も昔は、そんな風に家畜を飼い、畑をやっていたのだろうけど、今では、そんな光景はさっぱり見なくなってしまった。
僕は、農業には興味はないが、こういう畑の作り方は、なかなかいいんじゃないか?と、思うのだ。

-ANIMAL:動物, FARM:畑, MARK'S LIFE:日常