ヤギに畑を開放する

まあ、元々、ヤギのために囲った場所だったのだが、すぐに、その3/4を畑用地にしてしまった。
しかし、しばらく前に、ヤギ小屋から、メスヤギのフーちゃんと、子ヤギのセントが脱走してしまい、畑の中へ。
僕の、冬の食料を根こそぎ食べられてしまったのである。

そんなわけで、畑の中には、一つも野菜がない状態だった。
そのまま放っておいても意味がない。
それならば、ヤギを放って、そこにうんこを落としてもらえば、肥料になるわけで、わざわざ労力をかけてヤギ小屋から、ヤギウンコを撒かなくても済むのである。

ってことで、現状のままでは、また、脱走してしまうため、金網で囲いをして、今までのヤギ小屋と畑を行き来できるようにした。
すると、すぐに、メスヤギのフーちゃんは畑の中へ。
その後を追って、子ヤギのセントも畑に入って、チョコチョコと生えている草や、周辺に生えている木の葉っぱを食べ始めた。

しかし、オスヤギのオペラは、畑に入ろうとしない。
最大の理由は、今まで、何度も、畑に入って僕に怒られている。
その記憶が、畑の中の魅力的な野菜よりも、怒られるのが嫌だという思いの方が優っているのである。(たぶん)

まあ、一度、入ってしまえば、怒られないことがわかり、その後は、平気な顔をして畑に入るようになると思うのだが、今のところは入る気配がない。
フーちゃんも、畑に入って怒られているので、僕が近くにいると「いいの?いいの?」という具合に、仕切りに僕の方を気にしてチラチラと見たり、立ち止まったりする。
しかし、僕が、ニコニコとしながら見守っているだけだと分かると、気楽な気持ちで畑の草を食べ始めていた。

フーちゃんとセントがヤギ小屋から脱走した原因は、オペラが執拗なまでに、フーちゃんとセントのお尻を追いかけ回したことである。
本当にオペラがしつこく追いかけるものだから、なんとかして逃げようと必死になって、小さな金網の穴の中に頭を突っ込んでもがいているうちに、金網の穴が広がり、体が通るほどに空いてしまったのだ。

結局、オペラを繋いでおけば、フーちゃんもセントも、わざわざ脱走しようなどと思わない平和な日々が続く。
畑に出入りできるようになって、行動範囲が広がったこともあり、オペラを自由にしてあげようかと思う気持ちも出てきたので、昼間だけ自由にしているのだが、それでも、やっぱり心配なので、夕方には繋いでしまう。

なんとか、オペラも自由になり、フーちゃんとセントは、オペラの執拗な追いかけから逃れられるようになるといいのだが、、、。
行動範囲が広くなったことで、逃げおおせるような気がしないでもないのだが、今のところ、オペラが畑に入っていかないので、畑の中まで追いかけてこないかもしれないという淡い期待を持ちつつ見守っていこうと思う。

-ANIMAL:動物, FARM:畑, MARK'S LIFE:日常