ジャガイモは、エライ

戦中、戦後というのは、白いコメが食べられず、粟とかヒエとか、それもなければ芋ばかり。
そんな時代だったと聞く。
しかし、今や、1,000円以上出してランチを食べる時「白米にしますか?五穀米にしますか?」なんて聞かれる。
年寄りからしたら「なんでわざわざ高い金出して、粟やヒエなんて食わにゃならんのじゃ?」と思うかもしれない。
芋にしても、きっと「散々食って、食い飽きたわい」と、言うだろう。

しかし、戦後の高度経済成長下の日本に生まれた、第二次ベビーブーマーの僕からしたら、健康のために五穀米を選ぶし、うちで、白米など食べることはほとんどなく、玄米を三分付き程度にひいて食べている。
そして、芋は大好物の一つである。

サツマイモも、甘くて最高だが、ジャガイモは、いろんなおかずに変身してくれるし、保存は効くし、そして、今年からわかったこと。
それは、

芋は、たくさん成ってくれる!

ってこと。
それも、手間がかからず、養分も水も大していらないらしい。
さらに、春と秋の年に二回出来て、イモをそのまま土に埋めておけば、100日程度で、何倍にも増えたジャガイモが出来上がる。
米は、一粒から千粒出来ると言われるので、米の方が、もちろん、凄いんだけど、米作りに比べたら、ジャガイモ作りは、超簡単なのだ。

今年の夏は4坪、秋は40坪で出来たもの

今年は、夏から結構収穫できた。
去年から準備して夏野菜用に作った4坪の畑には、トマトがワンサカ成り、その間にはバジル、ナスも一人で食べるには十分だったし、枝豆も夏・秋と二度収穫できた。
後半虫にやられたけど、カラシナやルッコラ、ケールにほうれん草も育った。
そして、今回の主役、ジャガイモもたくさんとれた。

秋用の40坪の畑は、まだまだ土が出来ていないのだけど、まず、ニョキニョキしてきたのはネギ、春菊、葉大根、そして、僕の大好きな蕪(カブ)、ようやくチンゲンサイ、大根も順調に育っている。
サラダ類の柔らか系の葉物は、夏に引き続き、やっぱり虫に食われてしまう。
こうした中で、ジャガイモは、虫にもやられずに、まったくと言っていいほど手間がかからずに出来てしまう。

凄い、素晴らしい、あんたはエライ

保存はきくけど、掘りたてを食らう

新ジャガと言う表現があるので、旧ジャガもあるってことで、皮のちょっと硬めのヤツが旧ジャガってことなんだろう。
春と秋に収穫できるので、ほとんど新ジャガで食べられるとは思うが、秋ジャガは春になったら旧ジャガになるのかなぁ?

自分家の畑にあるものは、事前に収穫しないで、食べる直前に収穫しているけど、ジャガイモも、食べる直前に掘って食べたい。
そうするのと、しばらく置いておくのでは違いがあるのだろうか?
そう思って、今日は、掘ってすぐに茹でて食べてみた。

掘りたては、特別うまいか?
と言うと、そうでもなかった。
まあ、普通の新ジャガだ。

やはり、その辺は、水分が決め手の野菜なんかとは大きく違うところかもしれない。
それに、ジャガイモは、元々、養分をそれほど必要としないので、流通しているジャガイモも、化学肥料バンバンとか、農薬ビュービューとか言うわけではなく、普通の場所に、普通に植えられているだけで、要するに、ほとんどのジャガイモは、自然栽培のような形で作られているのかもしれない。

ってこと言ったら、買っても同じじゃないか!
と、なってしまうが・・・

ただ、今回の種芋は、ホームセンターで買ったもの。
春じゃがは食べてしまったもので。
しかし、来春のジャガイモは、この秋に収穫したものを植える。

そうすることで、味が変わってくるのか、どうか?
また、一つ楽しみができた。

あ〜、フライドポテト食べたいなぁ。

-FARM:畑, MARK'S LIFE:日常, SEASONAL FOOD:季節の食べ物