ライターよりも、マッチかも?

薪ストーブの火をつける時、最初のうちは、ガスバーナーを使っていた。
しかし、そんなに勢いよく火を点けなくてもライターで十分だということがわかってきた。

今日、スーパーに買い物に行き、レジに並ぶと、よくあるレジ横の棚にライターがあったので「予備に買っとくか」と思いライターを2個カゴに入れた。
その下に、今や通常では売っていないと思っていたマッチの大箱があった。

価格は178円
安いとか高いとかはわからないけど、気にするほどの値段ではない。
そこで、ふと思った。

『もしかしたら、薪ストーブの火点けは、マッチの方が便利なのではないか?』

と。
なぜかというと、薪ストーブに最初に着火するのは、使い古しの紙か杉の葉っぱで、紙の場合はすぐに着火するためライターでも何の問題もない。
しかし、杉の葉の場合、着火するまで若干時間を要す。

その間、扉を開けていなければならない。
扉をあまり開けていたくない理由は二つある。
一つは、火が点くまでの間に煙が出て、それが室内に入ってくる。
もう一つは、早めに扉を閉めた方が空気の流れができて、その後の火の周りがいいってことである。

ライターの場合は、杉の葉に着火してから扉を閉める。
しかし、マッチの場合は、杉の葉に着火していなくても、

マッチをそのまま放り込んでおけばいい

マッチが燃え尽きるまでの間に、杉の葉に着火するので、着火する頃には完全に扉は閉められ、空気の流れがすぐに作られるため、鎮火してしまう可能性が低く、しっかりと燃え広がる可能性が高い。

と、思い、マッチを買ってみたのである。
買ってから箱を見てみると、内容量840本となっている。
100円ライターが、どのくらい火をつけることができるかわからないが、1年程度保つとして500回くらいかな?
それと比較すると、コストは大体同じくらい。

ライターとマッチの大きな違いというか、僕も、現代人だなぁと感じるのが、ほとんど、マッチを日常的に使ったことがないので、

マッチの方が楽しいかも?

と思ったこと。
僕が、こうして、山暮らしをして、自分でいろんなことをやってみるのも、楽しいからだが、昔の人であれば “ 大変なこと、苦労すること ” であっても、やったことのない僕からしたら “ 面白いこと、楽しいこと ” となる。

マッチ一つとっても、ライターよりも火つけが楽しいかも?と思えるのである。
もちろん、いつかは飽きる。
そうしたら、またライターに代えればいいだけのことである。

どちらも、自由に選択できる

ということが、素晴らしいことなのだ。
ということで、しばらくマッチを使ってみることにしたのである。


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