昨日は、はしごから落下したが、今日は、倒れている木の上から滑り落ちた。
腐って枯れてしまった、伐採された松の木の上を歩いていると、突然、たぶん松の皮がもろくて、皮ごと剥ぎ取られる形で、滑って、すってんころりん。
まるで、自分がおにぎりコロコロのおにぎりになったような気分で、斜面を、今度も真っ逆さま。
アニメによくある、バナナの皮を踏んで滑って転ぶときのように、本当に、あんな感じでひっくり返っちゃう。
で、背中から地面にドスン!そして、斜面を滑り落ちていき、木にぶつかって停止。
マジ、アニメ?
くらいの面白さだった。
あまりにも面白くて、思わず「おもしれー!」って叫んじゃったよ。
怪我は、全くなし。
昨日よりも、土はふかふか、細かい木々もクッションになって、なんだか、ちょっと硬めのベッドにダイブしたような感じだった。
そして、何より、暖かい、温もりさえも感じた。
なんか、山が、地球が、受け止めてくれたような、そんな感覚。
何も怖いことはなく、逆に、そこにいることに、安心感さえ覚えた。
だから、しばらく、そのままでいたけど、フッと思い出した。
昨日のマダニ。
あんな奴が、首元から侵入してきたらたまらない!
そう思って、さっさと起き上がったが、虫さえいなければ、そのまま昼寝でも出来るくらいの心地よさだった。
どこから、落っこちても、土や草木でダメージはほとんどないのだが、一つだけ恐れていることがある。
それは、折れたり、切れたりして、飛び出している木だ。
ハリウッド映画で、最後に悪役のボスが、ビルの上から落っこちて、下にある、尖ったパイプなんかに突き刺さって死ぬというのがよくあるが、アレ。
アレだけは、勘弁してほしい。
小学生の時、池でザリガニ採りをしていたら、水中にあったんだよね。
草を刈った後の、斜めに突き出た茎が。
そこに、かかとの後ろ側を突き刺してしまった。
そのおかげで、骨が少し出てしまい、右足だけ5mm長くなったのだ。
今度は、足だけじゃなく、胴体にブスッといく可能性があるし、茎じゃなくて、木だからね。きっと、折れてくれずに、グッさりだろうなぁ。
まあ、でも、そういうこともあるかもしれないけど、今日言いたかったのは、山は暖かいってこと。
-----