今日、陛下のお迎えを終えて、トボトボと歩いて山に帰る途中、僕を追い越していくスクーターが一台。
山に登っていくのは、僕の他に、山に畑を持っている人たちか、炭焼き小屋の人たちか、電力会社の関係者くらい。
そのほとんどは、カブか軽トラだ。
スクーターっていうのは珍しい。
ナンバーをチェックすると「松山市」
うーん、わけ分からず入っちゃったパターンか?
そろそろ炭を焼くと言っていたので、炭焼きメンバーか?
大概、分かからず入っちゃったパターンの場合は、数分で引き返してくる。
が、戻ってこない。
これは、炭焼きメンバーか上まで侵入してしまっているかどちらかだろう。
急いで、Jに乗り込み、山を駆け上がる。
どこまで行っても、途中にスクーターが置かれていない。
「炭焼きメンバーならいいのだが・・・」
家まで着いた。
「いないか?」
と、思ったら、スクータが上から降りてきた。
「おいおい、不法侵入だぞ」と思っても、穏やかに接してみる。
池の方へ行ったので、声をかける
「池(池だけは部落の持ち物なので)の用事ですか?」と聞くと。
「いや、どうなっているのかなぁと思って」とのこと。
やっぱり、来ちゃったパターンだった。
「一応、私有地なんですよ」と言うと。
「公園って書いてあったから・・・」
そう来たか、やっぱり。
「あっ、でも、ゆっくり過ごしていってください」と言い残し、早速、小屋へ戻って、やっぱり外そうと決断した。
↓コレ
十数年前、この山を整備するに当たって、この看板の通り、自然森林公園にしたかったらしいのだが、道半ばで終わっていて、売りに出されていたのだ。
せっかく、立派な看板だったので、そのままにしていたのだが・・・
やっぱり、取りました。
ここに来て、3ヶ月弱。
「公園?」と聞かれたのは三回目。
月に一人は、ここに、よくわからないまま訪れる人がいるってことなのだ。
実際に、来てもらうのは大いに結構なのだが、物が外に無造作に置いてあったり、倉庫の扉が開けっぱなしだったりする。
もちろん、盗みに来る人はいないのだが、そうした状況というのは、つい出来心を誘ってしまうこともあるのだ。
欲しいものが目の前にある&誰もいない、誰も見てない、誰もこないという状況は良くない。
僕にとっても良くなければ、訪問者にとっても良くないのだ。
僕を訪ねて来てくれる人であれば、「ああ、居ないのかー」で終われるし、分かっていてのんびりいてくれるのはいい。
持ち主のことを知っていれば、そんなに間違いは起きない(と思う)のだ。
つーことで、やっぱり、出かける時は、ゲートを閉めようかなぁ。
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