だろう、きっと。
今まで、一人暮らしの男で、パンを焼いているという男のことを聞いたことはない。
いや、もしかして、いたのかもしれないけど、そいつも「キモーい」とか思われたくなくて、言わなかっただけなのかもしれない。
今回のパン作りは、4回目。
そして、今回の酵母は、ブドウから採った、まさに天然酵母を使った。
大体、パン作り4回目にして、ブドウから酵母を採って作っているなんて、パン屋でもやる気なんかい!と、突っ込まれそうだが、ただ単に、安く美味いものを作りたいというだけなのだ。
さて、ぶどうの酵母は、とってもワインの香りがしていい。
こいつで、生地を練り、一次発酵をさせる。
が、ほとんど膨らまない。
「きっと、酵母の力が弱いんだ。なんか、プラスできないかなぁ」と思い、ダメ元で、とぎ汁乳酸菌を加えてみる。
そして、一次発酵の際、練った時の温度よりも1.5度程度高めの状態であることが必要だと、どっかに書いてあった。
のだが、夜に練ると、どうしても、気温が下がってしまう。
そこで、先日買った、ヨーグルトメーカーの中に入れ、30度で設定してみる。
すると・・・、見事に膨らみました。やった!
で、二次発酵は、ちょっとタイミングが悪くなってしまった。
いつもは、オーブンで、35度の発酵を2時間やるのだが、ちょいと時間が悪い。
そこで、外に出して、4時間程度の発酵をすることにした。
結果は、多分、この二次発酵が足りなかったのだろうと思われる。
そして、温度が低くてダメだったのだろう。
ちょいと、固めの、膨らみが足りないパンになってしまった。
まあ、いいや。
食べてみると、ちょいと固めだけど、いい言い方をすれば、もっちりボリューミーなパンってことで。
次回は、柿の酵母に挑戦。現在仕込み中。
たった1日で、しゅわしゅわと結構勢いよくアワアワが出てきているので、ちょっと期待できそうなのだ。
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