家は三回建てないと満足する家にはならない。のか?

現代では、一人の人物または一家族が、一生のうちに家を三回建てるのは、ほぼ無理だろう。

ってことは、ほとんどの人は、満足のいく家に住むことなく、生涯を終えるということになる。

だからと言って、不満を持って生きている人ばかりではないだろうから、よっぽど理想の家に住みたい欲求が強い人だけに当てはまるものなのだろう。

そうでなかったとしても、細かい不満など考えていても、そうそうは、建て替えることはできないのだから、そんな不満も忘れ、現状で良しとするのが、いい方法ではないだろうか。

そんなことを言いながら、僕としては、最低でも三回は建てるつもりである。

とはいえ、今、一般的な方法で家を建築したら、住宅ローンに生涯縛られてしまい、二軒目を建てる時には、かなりいい歳になってしまうことになる。

ってことで、自分で建ててみれば、負担は最小限なのだ。

それに、家の構造っていうものを、ほとんどの人は知らない。

目に見える部分は、みればわかるが、その仕組みもわからないし、見えない部分などは、さっぱりわからない。

これでは、ちょっとした不具合を、自分で修理することもできなければ、ちょっとした不満をリフォームして改善するということすら出来なくなってしまう。

業者さんに頼めばいいが、ちょっと頼むだけでも、いい金額になる。

業者さんがボッているわけではなくても、人件費はそれなりにかかってきてしまうものだから仕方がないのだ。

自分は、ただ見ているだけで、職人さんが働いていれば、その分の費用は払うのは当然である。

しかし、ただ見ているだけではなく、自分で手を動かせば、職人さんの何倍もの時間と労力がかかったとしても、自分の人件費を支払う必要はないのだ。

それに、自分で調べて、考えて、自分の手と頭を動かせば、家というものの構造や仕組みも、頭と身体で覚えることができる。

知識として知っていたとしても、実際に、やってみると、そうそううまくいかないものである。

僕も、今、痛感しているというか、手際が悪いというか、鈍臭いのかもしれないけど、五右衛門風呂の薪炊き。未だに、「コレだー!」という、一発焚きが発見できていない。

(*一発焚きとは。薪を炉に突っ込んで、最初に一回火をつければ、あとはほったらかしで、風呂が沸くってこと)

まあ、何も、一発焚きにこだわらなくても、チョイチョイ見に行って、薪くべてってやればいいんだけど、薪焚きにしていながら、いかに簡単に済ませるかという、矛盾した考えを持ってしまうのだな。

なので、いつも、「三歩進んで二歩下がる」ようなことを繰り返しているのだ。

今日も、雪なので、昼間っから、雪見風呂をやろうと思って、昼頃に風呂焚きを決行。

カビのついたダンボールがあったので、放り込んで点けたのだが・・・

やっぱ、まんまダンボール入れたらダメだわな。予想通り、火が回らず。

しかーし!そのおかげで、新しい発見をしたのだ。

今まで、なんとなくうまくいっていた方法をやめて、新しい、さらに高効率な方法を発見。

明日から、チャレンジしてみるのだ。

話がそれたけど、家の話。

「家を建てる」ということの定義としては、僕のように、自分でコンコン、カンカンやって建てるという人は、ほとんどいないと思うので、基本は、注文住宅を工務店などに依頼するということを、家を建てるというのだろう。

建売住宅やマンションなどは、「建てる」ではなく「買う」に値するから、ちょっと違うかもしれない。

僕自身は、家を建てたことは一度もない。

その代わり、家を買ったことは、マンションを一度だけ。

あと、ショッピングセンターの店の内装を自分で設計して、依頼して作ってもらったのが一回。

借りたことは、住まいに限っていえば10回くらい。事務所やお店などを含めれば、20回くらいだ。

なので、それなりに、家(建築物)に関して、いろいろと経験している。

そのため、「これは、よかった」とか「こりゃ、ダメだ」ってことがいろいろと、実体験で蓄積されているのだが、そうしたことを、家の建築に生かしていく。

しかし、それでも、きっと、「やっぱり、こうすればよかった」と後悔することは、たくさんあるだろうと思うし、歳を取っていけば、生活スタイルも変わる。もちろん、都会と山とでは、条件的にも、まったく違うわけなので、今までの経験が当てはまらないことはたくさんあるのだ。

だからこそ、自分で作り、日々改善し、さらに、何度も建て替えていきたいと思う。

もちろん、「これが最高だ。これ以上はない」と思えることはないだろうが、その都度改善していくことは、それ自体が楽しいし、少しずつでも、自分にとって良くなっていくことは、至福の喜びだろう。

さて、なぜこの話を書いているかというと、実は、この山に来て半年なのだが、石油ストーブが三台になってしまったのだ。

以前にも書いたが、チェーンソーも三台買ってしまい、そして、石油ストーブも三台買ってしまった。

一台めは、「大は小を兼ねるだろう」と思って、木造17畳型を買ってみて、やたら熱くなってしまい却下。

今度は、「小さいので十分!ホットカーペットもオイルヒーターもあるし」ってことで、一番小さい、木造6畳タイプを購入。

しかし、どんどん寒くなってくると、やっぱりパワー不足。

オイルヒーターもがあっても、やっぱ、電気代がハンパないことを考えると、1200W全開で点けっ放しにはできない。

ちなみに、昔、マンションに住んでオイルヒーター全開で使っていたら、電気代3万円超えた経験ありなのだ。

ってことで、今度は、木造8畳用を購入。

雪の吹きすさぶ中、佐川さんが持ってきてくれました!感謝!

2畳分のパワーが上がっただけで、暖かさが全然違います。

それに、今までの横長タイプから、正方形タイプに替えたことで、スペースが広くとれるようになって、一石二鳥!

やっぱ、ストーブも三台買ってみないとわかりません。

チェーンソーも三台使ってみないと、そして、家も三軒建ててみないと。

なんでも、失敗して、失敗して、そして、三度目の正直ですよ。

ってことで、石油ストーブ三台目買っちゃったことの言い訳でした。テヘッ

<スリムです。扉の外に見えるのが、今までの6畳タイプ。倉庫で使います>


via Mark な 人生



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