今日、朝からホームセンターに行って、板材を買ってきた。
以前、ベーコンは成功したが、チーズは、火が通り過ぎて溶けてしまった。
そこで、専用の燻製器を作ることにしたのだ。
燻製器と言っても、単なる箱っていうだけだけどね。
完成!
まあ、板を貼り合わせるだけなので、難なくできたが、それでも、いつものごとく計算違いとか、なんだかんだあって完成した。
まっ、それなりにいいんでねーの。
下から直接、薪で火をくべてしまったら、きっと、箱ごと燃えてしまうと思い、今回は、キャンプ用のガスコンロを使うことにした。
今回は、イノッチ肉の脂身のみを大量にベーコンにする。
で、早速、火を入れてみる。
煙がモクモクと出てきて、順調順調。
しかし・・・
僕が、この場から、少し離れているとき、事件は起こった。
「ボンッ!」
という爆発音。
その瞬間に、僕の頭の中には、早口言葉がこだまする。
「バスガス爆発、バスガス爆発・・・」
そう、ブツブツと呟きながら、燻製器の元へ駆けつけてみると。
見事に、ぶっ飛んでいました!
いろんな破片が、そこら中に散乱しているのですが、肝心のガスボンベが見当たりません。
あたりをくまなく探しても見つからない。
そこで、少し、範囲を広げて探してみると・・・ありました!
現場から、およそ20m離れた場所に落ちてました。
ぐっしゃりと潰れています。
こいつが、爆発して20mほど、ぶっ飛んで行ったってことですな。
もしも、この場にいたら、この爆発したボンベが当たっていたかもしれないし、そうでなくても、何かしらの破片がぶつかっていた可能性はありました。
僕は、山に来てから、今まで以上に「神」の存在を感じるようになりました。
昔から、感じることはあっても、あまりリアルではない感じだったのですが、山に来てからは、リアルというか、露骨と言ってもいいほどに感じるのです。
今回の、このガス爆発も、「今日、ベーコン持って行かないと」という、少し、焦った思いがありました。
燻製器を作る時間+燻製時間三時間を考えて、「早くやらないと」と思っていたのです。
そして、結果は、燻製器も、お肉も、ガスボンベも、すべてを無駄にしてしまったのです。
ベーコンを持って行かなくたって、誰も困りも、怒りもしない。
焦る必要など何もないのに、なぜか、「持って行かないといけない」という、勝手な義務感を抱いて、焦ってしまっていた。
そんな僕に対しての教えだったと思えるのです。
そして、爆発する際、僕がその場から離れるように、意図的に工作されたようにも感じたのです。
燻製タワーは、また作ります。
そして、やっぱり、文明の力ではなく、薪でやれるように作ろうと思います。
神様に、露骨に導かれながら。
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