観光の基礎といえば「徒歩」だ。
いろんな乗り物があるが、やっぱり徒歩が最も街を感じることが出来ていい。
しかし、ハノイは最悪に歩きづらい。
車道は、車やバイクがブンブン走っており、とっても危険極まりないのだが、だからと言って歩道はというと・・・
バイクでびっしり。
歩道というか、駐輪場になってるのだ。
歩行者はというと、結局、車道に出て歩くことに。
写真の道路は、まだ車道が広めなのでいいが、車道の狭い道などは、バイクや車がギリギリを通っていく。
早速、バイクに後ろから当てられた。(と言っても、ほんのちょっと”コツン”程度だが)
広めの歩道となると・・・
この通り、駐車場である。
日本(東京)も、以前は、路上駐車がすごく、確実に車道1車線が全く通れなかった。新宿など、4車線道路で、1車線目が違法駐車、2車線目にタクシーの客待ち、3車線目はタクシーが停車し、走れるのは4車線目という有様だったのを思い出す。
ベトナムも、いずれは、車道も歩道も駐車禁止にしていかなければならないだろう。
歩道の利用は、バイクや車の駐車だけではない。
飲食店も歩道を利用している。
こんなような小さなテーブルと椅子を出して、客席にしているのだ。
こうした店は、ローカル店で、観光客としての僕たちが座るのには、やや勇気がいったが、この目線で食事やカフェをすることも、ちょっとした文化を知るのにはいい。
座って、紅茶を飲んでいると、おばちゃんがフルーツを売りに来た。
向かい合っているが、英語は通じないので、会話は全く成り立っていない。
懸命におばちゃんが値段を言っているだけ。もちろん買ってない。
こうした、歩道を客席にしてしまう文化も、いずれなくなってしまうかもしれないが、この小さいテーブルと椅子の文化は、残して欲しい感じがする。
結構、この低い目線が楽しいのだ。
歩道を利用しているのは、これだけではない。
何と、歩道で青空床屋さんが営業している。
この三人のおじさんは、いずれも床屋さん。
こんな床屋さんが、いたるところにいる。
路上の屋台と同じで、いれば邪魔かもしれないけど、なくなってしまうのは惜しい。
そんな雰囲気を感じる。
ハノイの道路事情。
現在、地下鉄を建設中のようなので、その後、バイクの駐車を規制していけば、徐々に減っていき、道路の混雑、騒音、大気汚染などが減少していくと思われる。
現状では、大気汚染は、かなりひどいレベルだろうから、その点は改善してもらいたいものだ。
あと、無意味にうるさいクラクションも。
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