ハノイに来て7日目にして、初のバス乗車。
どの国へ行っても、バスや電車に乗るのは、乗り方を調べていても、ちゃんと乗れるのか?ちゃんと降りられるのか?ということが心配になる。
ハノイのバスは、乗車してから車掌さんに料金を支払う、それもほとんど一定額なので、言葉がまったく通じなくてもその点は安心だ。
ほとんど、一定額なら、車掌さんがいる必要はないような気もするけどね。
AIによって消えて無くなる職業ではなく、AIによらなくても消えて無くなっちゃう職業だろうなぁと思いながら観察していた。
今回の目的地は、バスの終点なので、ただ乗っていれば着くってところが安心だ。
バスに揺られて、3、40分でバスはエンジンを切った。
そこがどこかは周りを見渡してもさっぱりわからないが、全員が降りたってことは、目的地に到着したってことだろう。
って、ことでバスを降りる。
どうやら、ここが今回の目的地「バッチャン村」
いかにも観光地らしいお店がひしめいている。
この村は、焼き物の村。
なので、名物は陶磁器なのだ。
僕は、愛媛の砥部町に住み始めてから、「砥部焼」に身近に接する機会が増えたことで、焼き物にもほんのちょっぴり興味が出ているため、ちょうどいい場所でもあった。
デザイン的には、中国よりのものが多い。近いので当然だろうけど。
ハノイに来てから、道端で見かけては、ずっと気になっていたものが、ここにも売っていたので、ランチのついでに買ってみた。
このちまきのようなもの。
何でできているのか、さっぱりわからないが食べてみる。
味は・・・ほとんどない。
誰かのブログで「かまぼこのよう」と書かれていたが、まあ、そんな感じだった。
そして、もう一つ食べてみたかったもの。
さつまいもを茹でるなどして、すりつぶし、形を整えて焼いたもののようだ。
食べてみると「芋である」
まあ、予想通りで美味しかった。
ふらふらしていると、途中、小学生くらいの子供たちの集団や、中学生くらいの集団がわんさか居た。
どうやら、修学旅行か?遠足か?そんな場所の定番スポットのようだ。
多分、子供たちの目的は、陶磁器を買うのではなく、焼き物のろくろ体験のようだった。
いろんなところに、体験工房があった。
ただ、この村で、実際の工房を覗き見ることは出来なかった。
それに、窯の煙突なども見当たらない。
お店の焼き物をみても種類は豊富だったのだが、どこかオリジナリティーを感じることがなかった。
もしかして、この村で焼いているのではなく、焼き物を集めてきて売って、体験工房をやっている観光地ってことなのかもしれない。
でも、きっと昔は、焼いていたんだろうなぁ。
それが、工場生産品におされて廃業してしまったりしたのかなぁ?なんてことを思いながら、バッチャン村を後にした。
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