山にいると、里にいるときには見たこともないような巨大昆虫に出くわす。
昨年も、飛んでいるオニヤンマがデカイ!とは思ったが、今年は、そんな巨大オニヤンマが羽を痛めて玄関先に飛来していたので、捕まえてサイズを測ってみた。
ざっと、11cmほど。
Wikipediaによると、成虫で9-11cmと書いてあるので、とんでもなく巨大と言うわけではないが、やっぱりデカイ方なのだろう。
最近、ヒラヒラと舞っているクロアゲハもデカイ。
こちらは、捕まえたわけではないので、サイズはわからないが、どうみてもデカイのだ。
巨大なオオスズメバチなんかもいたりして、巨大昆虫の宝庫なのである。
なぜ、昆虫が巨大になるのだろう?
理由の一つとして考えられることは、餌が豊富であると言うことだろう。
それだけ、生命があふれていると言うことなのだろうが、その環境が、僕一人によって、どの程度壊滅するのだろう?
僕は、自然と調和はするが、それでも、現代人としての開拓、開墾、開発は行う。
そのことによって、巨大オニヤンマは生き延びるだろうか?巨大クロアゲハも存在し続けるだろうか?
まったく不明である。
ちなみに、昨年は、よく出没した痕跡を見たイノッチ(イノシシ)だが、ガレージの整地を行い始めてから、存在の痕跡を見ることがなくなった。
昨年は、イノッチのお風呂であるヌタ場に、二日に一回はきている痕跡が見られたが、今は、どうも来ていないようだ。
そして、道路脇の法面も、削られた後をよく見たが、最近では見なくなった。
もちろん、僕が居ると言うだけでも警戒するだろうし、ましてや、罠で捉えて殺して食べているんだから、彼らにとってみれば殺人鬼(殺猪鬼)にしか見えない。
そんな奴に、自ら近ずく必要はないと考えるのが普通だ。
しかし、今は壊してばかりいるが、人は本来、自然を豊かにする能力もある。
このブログでも、何度も書いているが、一度人の手が入った山はほったらかしていても雄大な大自然にはならない。
木々が密集し、どの木も細く成長できない。
これは、野菜の種を植えた時と同じ現象だ。
種を植えて、しばらくすると芽が出てくる。
それをほったらかしておくと、成長するには、スペースが狭すぎて、どれも成長していかない。
なので、芽が出てしばらくしたら「間引き」をすることが必要だ。
間引くことで、残された苗が成長して、立派に野菜を実らせる。
山の木々も間引いてあげないと、どれも成長できない。
草も刈ってあげる事で、別の草の成長を助けるし、養分にもなっていくのだ。
なので、適度に木を切り、適度に草を刈り、適度に開墾するのが、結局は、自然の助けにもなっていると僕は信じている。
って事で、巨大オニヤンマやクロアゲハ、はたまた、ミヤマクワガタがこれからも生き延びますように祈りながら、これからも木を切り、山をガンガン削るのである。
自然破壊ではなく、自然がより豊かになるように。