ル・ゴロワでランチ

今日のランチは、歩いて3,4分の所にある
フレンチレストラン「ル・ゴロワ

午前中、2月から入社するMeguさんの名刺用の写真を撮影して、
ミーティングを兼ねてランチへ。

それほど目立つような場所になく、
駅からも遠く、
派手な部分がないお店なので、
「絶対行きたい!」と強く思っていたわけではないが、
とりあえず、近くなので一度は足を運んでおこうと思って行ってみることに。

12:00前に電話をすると、席は空いているようだ。

内装も派手さも、特徴付ける何かもなく、
落ち着いた雰囲気だ。

しかし、驚いたことが1つある。
それは、スタッフが多い!

レストランで、スタッフが多いなぁと思うお店は多いが、
ここは、調理師見習いの若手達が多いことに驚いた。
蝶ネクタイをしたホール係は誰もおらず、
サービスをする全員が、コックスタイルだ。

全席40名程度のお店に、
10名以上のコックスタイルのスタッフがいる。

これには驚いた。
と、同時に、若いシェフを育てようという
オーナーの思いも感じられた。

サービスを置くなら、
修行中の若いコックにサービスをさせれば、
1人でも多くのコックを育てることが出来る。

これは、ALIAのスタイルにも共通している。
ALIAでも、フォトグラファー志望の若いスタッフが多くいる。
彼らのメインの仕事は、ズバリ「掃除」だ。
彼らのおかげで「キレーイ」と言われるスタジオが保たれている。

近頃は、就職難だと言われているが、
実際、企業側としては、労働基準法が厳しく、
一般的な中小企業や技術・サービスなど、
人を育てなければならない仕事に、未経験者や新卒を入れて、
「育てる」という事が難しくなってきている。

最低賃金・労働時間・残業代などの規程が非常に厳しい。
何ヶ月も何年も、まともに仕事にならない人材を雇用し続けるのは、
小さな会社には無理がある。
そのため、技術の伝承もなかなかうまくいかない。

そこにきて、やる気のない若者ばかりが増え、
入社はするものの、すぐに辞めてしまう。
その分の人件費もきっちりと払わなくてはならないとなれば、なおさらだ。

労働基準法が悪いとは思わないが、
現実、企業経営者の立場からすると、

確実に見込みがあり、
いい育てられ方をして、
しっかりと勉強をしていて、
やる気がみなぎっていて、
笑顔が良くて、元気があって・・・・

と、いうような人材しか雇用したくないのは当然だろう。
今の時代は、「自ら(仕事や金銭を)生み出すことの出来る人」しかいらない。

しかし、少しでも可能性のある人材を
労働基準局にビクビクしながら雇用する勇気のある会社もあるものだと感心する。

きっと、ル・ゴロワもその中の1社だろう。


最後のドルチェ、お皿が可愛い

-MARK'S LIFE:日常