一昨年の約1年間、僕はいろいろなセミナーなどに行きました。
それは、自分で開催するセミナーの参考になるようなものはないか?
というのが第一の主旨でしたが、もちろん、自分自身のためになるものという条件も絶対でした。
その中で、最もコストパフォーマンスが高く、
誰にでもお勧めなのが、アクティブ・ブレインセミナーです。
http://www.oda-abs.com/
脳を活性化するという意味ですが、
実際にやることは、一言で言うならば記憶術です。
HPの最初にあるビデオを見て頂くと分かるのですが、
小田全宏さんが、講演会場で30個の言葉を、
ほぼ一瞬で覚えて、自由に出力するパフォーマンスが見られます。
このビデオを見て、これはスゴイ!
と、思いセミナーに行ったのですが、
セミナーでは、時間は掛けますが、
2日のうちに200個同じように記憶するんです。
そして、それは、そこにいる人達全員が出来てしまう。
子供から、お年寄りまでいますが、
全員が出来るというのがすごいです。
まあ、アクティブの内容はこの位にしておきますが、
今回、行ったのは「F1コース」通常のセミナーが公道走行だとしたら、
このコースは、サーキットを全開で走るコースという意味合いでF1コースとなっています。
行われるのは年1回だけ。
昨年も参加しましたので、今回で2回目です。
今回は、なんと前日に熱を出してしまいました。
計ってみると、38.4度。
「コリャダメだな」と思い、明日行けないかもしれないと連絡。
朝の様子を見て判断しようと、夜を過ごしました。
翌朝・・・熱がまったく退いています。36.7度 平熱です。
電車に乗って、元気に会場へ向かいました。
まずは、数字50桁からスタート。
そして、人の名前50人。
お昼を過ぎて、架空年表。
最後は、EU50ヶ国首都&元首名で1日目が終了。
夜の宿題で、もう一度挑戦。
アクティブに行った、きっかけの一つが「人の名前を覚えられない」でした。
同じような人は、多々いると思います。
アクティブをやった後も、正直、人の名前は覚えられませんでした。
それを、小田先生に相談すると「まず、覚えようとしないと覚えられない」
そう言われたとき、「確かに覚えようとしていないかもしれない」と思ったのを思いだし、
50人のフルネームを、時間を掛けてゆっくりと覚えてみました。
すると・・・
なんと、50人がしっかりとインプットされました。
まあ、翌日やったら何人か忘れてましたけどね。
やはり、記憶の定着は反復しかないですね。
忘却曲線というのがありますが、忘れる前に繰り返すことが重要だと思いました。
さらに、NHKでやっていた「テストの花道」で、
現役大学生がこんな事を言っていたのを思い出しました。
英単語を記憶する方法として「まずは、とにかく繰り返すこと」だと。
確実にやる!というのは、非常に重要だけど、
1回だと、所詮1回。
確実でなくても、数の力が記憶に働くということが分かりました。
さて、話は2日目へ。
1日目の夜は、調子が下降気味だったのですが、
2日目の朝も、スッキリ快調。
まあ、今回体調が良くないというのは、
何かの理由があるだろうと思っていたので、
流れに任せてみることにして2日目を迎えました。
すると、会場に到着後しばらくして、
劇的に、調子が急下降!
かなり寒くて、3人隣の人はノースリーブなのに、
僕は、コートにマフラー、ブランケット&ホッカイロを貼りまくりでした。
まずは、宿題で作った100の磁石というのがあるのですが、
これが、まったく頭に入らない。ヤバイ。
本当に、まったく入ってこない状態でした。
そして、誰も知らない四字熟語50。
元々、漢字が苦手な上に、この調子では、
まったく、エンジンが回りませんでした。
しかーし!
これには、意味がある。
ここに来ていると言うことは、
途中で帰るという選択ではない。
う~ん、う~ん、とふさぎ込んでいるということでもない。
これは、ヤレってことだな。
そう判断した僕は、とにかく全く頭に入っていかない状態でも、
徹底的に詰め込んでいきました。
歩きながら、壁に向かってぶつくさぶつくさ・・・
もう、頭が割れそうに痛くて、
さらに、触ると熱を帯びていてかなり熱い。
エンジンで言うと、
オーバーヒートしています。
首をさすったり、頭を手で冷やしたりします。
そして、無理矢理ねじ込んでいきます。
すると、少しずつ、本当にネジが無理矢理ねじ込まれるように入り始めます。
さらに続けると、徐々にネジ穴が緩むように、
軽く入って行きます。
そして・・・
ギュリュギュリュ・・・・
と、入り始めるんです。
エンジンに例えると、ボアアップしたような感じです。
*ボアアップとは、改造して排気量を上げることです。
ボアアップされて、限界の回転数が上がり、
今までやっていたことが、楽に思えてきました。
一気に、エンジンが吹け上がるように、
頭が回り始めました。
今回の体調の悪さの理由が、これで解明。
いつもなら、限界までフル回転させず、
7,8割の回転率で、確実性を狙ってやっていたのですが、
それでは、いつまでたっても限界を引き延ばすことは出来ません。
もちろん、今回も本当の限界に達したわけではなく、
体調不良により、限界点が近くなったために、
否応なしに限界に達してしまっただけですから、本当に限界が上がったわけではありません。
「限界を限界だと思っているのは、自分がそこに限界を作っているから」
と、いうことを分かることが今回の目的だったようです。
さて、これが分かった以上、
絶好調の時に、限界まで圧力を掛けて、
爆発しそうでも、さらにヤル!ということをやるときがくるというわけですね。
相当不安ですが、これも自ら選んだ運命と受け止め、
楽しみにそのときを待つことに致します。