ログハウスに移り住んでから、風呂は、今まで通りの五右衛門風呂に入っている。
しかし、一つ問題が。
五右衛門風呂は、前に住んでいた小屋の脇にあり、ログハウスからは、50m坂を下って行く。
ほんの50mではあるが、夜なのと、坂なのとで、車で行き来している。
これが、地味に面倒である。
特に、奥さんからの評判が悪い。
ってことで、ログハウスのそばにお風呂を作る計画をしていたのだが、、、
場所を、あっちにしようか?こっちにしようか?どこに作ろうか迷っている間に、だいぶ時が過ぎた。
で、結局、一番、見晴らしの良い場所に作ることを決定!
風呂にいる時間など、一日のうちほんの5分、10分なのだが、やっぱり、風呂は一番良い場所に作るのがいい。
風呂と共にランドリールームも併設する。
で、物干場も。
洗濯物を干すのに、地上からなるべく離れた高い場所の方が乾きやすい、、、と思う。
ログハウスにいても、2階部分のテラスに出た方が風の抜けがいいから、きっとそうなのだと思っている。
ってことで、物干し場を、空中に作ることにしたのだ。
要するに、清水の舞台戦法である。
今までは、地上に作ってきたのだが、ここで、建築のステップアップ。
空中に建造する。
まあ、二階建ての建物を建てるのと変わりはないのだが、やはり、建築物が縦に長くなると、なかなか気を使う。
構造は、掘立てである。
石場建てとかがいいのだろうけど、正直、一人では無理。
それに、丸太ではなおさら無理。
石の上に柱を立てて、それを支えておくことができないからである。
その点、掘立てなら、掘って埋めちゃえば、それなりに柱が立っているのでやりやすいということだ。
まずは、丸太の調達。
以前、伐倒してほったらかしにしていた木を見に行ってみた。
全滅かと思ったが、半分ほどは使えそうだった。
地面に接触していると大概ダメになってしまっていたが、倒した時に、他の木にひっかかったりしていて、地面に接触していない状態のものは大丈夫だった。
木を腐らせる原因は、菌だが、菌が増殖するためには、水と空気が必要なので、地面に接触していて水分が木に入ってしまうと腐ってしまう。
じゃあ、掘立てって腐りやすいってことなんだけど、その通り。
ただ、幸いにも、この山の土の多くが粘土なのだ。
粘土というのは、菌が少ない。
それは、粘土が固まると、水が染み込みにくく、さらに、空気も入りにくいため、菌が繁殖できないのである。
で、屋根がかかっていれば、簡単に水も浸透せずに、そうそう柱が腐らないというわけなのだ。
とはいえ、今回は、物干しテラス。
屋根はない。
雨は掘立て柱にガンガン当たり、水は染み込みまくってしまう。
ということで、なんか対策しないといかん。
それはさておき、柱を立てて梁を渡して、筋交つけて、、、と、やってきた。
それにしても暑い。
みなさまも、灼熱地獄にやられていると思うが、さすがに、この炎天下での作業は死ぬ。
それでも、毎日やっているのである。
「僕ちゃん、ご苦労さん」
と、いうことで、お風呂制作しているよってことでした。



