愛媛の山に来て6年が経過

久々すぎるほど、久々にブログを書いた。
何をやっていたかというと、先月6月の頭から奥さんが来ていたのだ。
それも、結婚してもう直ぐ10年になるが、今までで共に過ごした最長期間を更新。
3週間も山で過ごした。
普通の夫婦であれば、逆に「3週間いなかった」となるところなのだが、僕たちの場合は、結婚してから一度も同居をしたことがないのである。

3週間を過ごしたのちは、6日間だけ一人で過ごし、その後、今度は東京へ行っていた。
そんなわけで、その間、ビデオ編集もしないし、ブログを書くこともなかったのだ。

1年ぶりの東京でしゃべる

東京では、旧友のMEGUさんが、コワーキングカフェ『KICAFE』をオープンして5周年ってことで、5周年記念パーティー?をやるというので、20分ほどの講演をやりに行った。
この日のメインスピーカーは、なんでも鑑定団で有名な、おもちゃ博物館館長の北原照久さん。
北原さんは、話す時だけ来るのではなく、始まる前から来ていて、僕の隣に座っていたので、かなり長い時間いろいろな話をさせてもらえた。

この日、持ち時間は20分。
そして、メインスピーカーには有名人。
僕が話すのは、北原さんの前。
来ている人たちのほとんどは、都会に住む人。
そうなると、何を話そうか?
と、考えて、山暮らし&ど田舎暮らしのお金事情って感じのテーマに決定。

話した内容を簡単に書くと、、、。
愛媛に来て一番驚いたのは、物価の高さだった。
まず、ガソリンが高い!
そして、野菜が高かった。
のちに発覚したことは、光熱費も高かった。
四国電力に「電気代がおかしいんですけど」と電話したほど。
さらに、住民税も、社会保険料も、町内会費も高い。
土地代以外は、全て高い。

しかし、最もお金のかかる住居費が安いので、結果としては、安い。
さらに、都会に住んでいると『見栄』というものが顔をのぞかせるが、ど田舎では、そんなものは皆無。
なので、車は軽でいい。
それも、激安中古車で十分。
キズや凹みは、直さずOK。
その分、お金がかからない。

服も、作業をすれば、破れてしまうので、破れたままで構わない。
流行り廃りもなく、常に作業着で年中過ごせる。
靴も、長靴とサンダルがあれば事足りる。

というような内容の話で、20分はあっという間だった。

スモモを守り切った

6月初旬から月末までの3週間、これほど長く来たのには一つの目的があった。
それは『スモモ』である。
昨年は、ハクビシンに見事に全てを平らげられてしまったため、今年はフェンスで囲い、上部には電気柵を張り巡らせた。

そして、ハクビシンがやってくる時間帯には、見回りも。
やはり、ハクビシンは来ていた。
ライトで照らすと、目が光る。
しかし、フェンスから中に入れないようで、しばらくすると姿を見なくなっていた。

勝った!
とうとう、ハクビシンに勝ったのだ。

奴らに、一切やりたくないわけではない。
一昨年は、採ることのできない高い場所の実は残し、ハクビシンに差し出した。
しかし、それが逆効果。
完熟スモモの美味しさを知ったハクビシンは、余計に来るようになってしまったというわけだ。
だから教訓は、

奴らに一切与えるな!

そうして守り切ったスモモ。
一昨年、収穫したスモモを奥さんに送ると、たっぷりのジャムを作った。
そして、今年もジャムを作るため、スモモの収穫時期に合わせてきていたのである。

それで、ハクビシンにやられてしまったら、これほど残念なことはない。
そのため、僕も気合が入った。

だが、実際の収穫量は、一昨年よりもかなり少ない。
それは、うちのスモモの木は、斜面に下を向いて生えていて、実がつき、重量が増したことで、木が割れてしまったのだ。
そのため、かなり多くの部分を切った。
それによって、収穫量が大幅に落ちてしまったのである。
さらに、木が割れていることで、木に登っての収穫が危険なため、なっている実の1/3程度しか収穫することができなかった。

でも、奥さんは、ジャムがたくさん作れて大満足のご様子だったので良かった。

ログガレージ住居化も大詰め

愛媛に来て6年が経ってしまった。
仮住まいとしていた7.5畳の小屋に6年も住んでいる。
よくよく振り返ってみると、人生で6年も同じ場所に住んだのは、、、生まれてこのかた一度だけ。

ガキの頃は、6年以上同じ場所に住んでいるだろうと思ってのだが、実はそうではないのである。
0−2歳:豊橋
2−5歳:三ヶ日
5−11歳:浜松市葵町
11−16歳:浜松市湖東町
その後は、各所を転々とし、
30-32歳:港区赤坂
32-40歳:港区北青山
40-44歳:千代田区九段南
44-50歳:愛媛砥部7.5畳の小屋

唯一、6年以上同じ場所に住んだのは、東京港区北青山だけである。
理由は、住み心地が良かった。
次の千代田区九段南も、新築分譲マンションで、理事会会長もやっていて、非常に住み心地が良かった。
そう思うと、7.5畳の小屋とはいえ、外に10坪の外屋根を設置し、広大な所有地があることが、快適な暮らしの元になっているのだろう。

とはいえ、同じ場所に長々と住むのは弊害がある。
まず一つは、家具を置きっぱなしにすることで、家具の裏や下にいろんなものが溜まっていくということ。
埃だけならまだしも、そこに湿気がついてカビが発生したり、害虫の棲家になっていたりする。

さらに、壁の中や天井裏、床下など、見えない部分に弊害が出ることも十分にある。
虫程度ならまだマシだが、ネズミなどの害獣系が住み着いてしまうと健康への影響も懸念される。

今の小屋も、壁の中がネズミマンション状態だった。
内壁を剥がして、断熱材を全て入れ替え、侵入口となっていた床下も掃除して、ウレタンフォームや木で穴を埋めまくって対処したので良かったが、年月が経った建物には何かしらの弊害が出る。
ということで、いい加減に引っ越しをしたいのである。

ログガレージ住居化も大詰めを迎えているのだが、やはり内装に時間がかかる。
現在は、ソーラーパネルと蓄電池設置中。
「あー、引越ししたい」



渋谷駅に飾られている岡本太郎さんの絵
久々の東京の電車、久々すぎて意外と楽しめた
ハクビシンから守り切ったスモモ
なんでも鑑定団で有名な北原照久さんと
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