RAZOのペラペラのアルミペダルを装着。安っぽく見えるが、操作感は良くなった

まんじゅう号(ポルシェ カイエンGTS)ペダルフィーリングの悪さを解消する

今まで、どんな車に乗っても、ペダルフィーリングが悪いなどと感じたことはなかった。
しかし、まんじゅう号は、どうにもペダルの位置が悪い感じがする。

ブレーキペダルの位置が、やや右寄りで、アクセルペダルは、もっと右に寄っている。
そのため、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換えると、かなり足を捻って踏まなければならない。

今、うちにある車は、まんじゅう号、軽トラが新旧2台、2トンダンプ、軽バンの合計5台。
この5台を比べてみてわかったことがある。
それは、古い軽トラと軽バンは、ブレーキペダルとアクセルペダルが近いのだが、新車のキャリーは、ブレーキとアクセルが離れている。
2トンダンプは、新車でも、ペダル配置は旧車同様だった。

まんじゅう号以外は、すべて、トラック系なので参考にはならないかもしれないが、新車のキャリーだけを見れば、昨今のブレーキとアクセルの踏み間違えを防止する目的で、ブレーキペダルとアクセルペダルを離しているのではないか?と思った。
ペダル配置を、右寄りにするのも、ブレーキだと思って右足で踏み込むと、そこはアクセルだった、というミスが起こる原因の一つに、ガニ股になっていることが挙げられると思われる。

歳を取って、自分がガニ股になっているとは思わずに、フロアの中心を踏んだつもりでも、やや右寄りの部分を踏んでおり、そこにはアクセルペダルが配置されているという具合になることがあるのではないか?
そのため、今時の車は、ブレーキをやや右寄りに配置し、さらに、離してアクセルペダルを配置しているのかもしれない。
ポルシェは、ドイツ車だが、先進国では、どこの国でも同じような問題が発生しているのではないかと思われる。

しかし、この配置では、正直言って、足が痛い。
そして、老人向けのペダル配置は、ガニ股ではない若者や女性にはペダル操作がしずらい。

本来であれば、ブレーキペダルを踏んでいる位置から、かかとをつけたままアクセルペダルを踏んでいけるように配置されていたはずなのだが、現代では、かかとを上げてペダル操作をするというのが普通になっているらしい。
それでは、繊細なペダル操作がしにくい。
メーカーとしては、何よりも事故が少なくなる方向へ持っていきたということなのだろうが、ペダル一つとっても、若者の車離れを加速させかねないと思ってしまう。

911なら、、、

前まで乗っていたポルシェ911は、2000年モデルなので、かなり古い。
奥さんの911も、2008年モデルで、もう15年前のモデルである。
最新の911には、乗ったことはない。
それでも、きっと、911なら、こんなペダル配置はされていないと信じる。
(右ハンドルの911は、フロントのタイヤハウスが邪魔で、ペダル全体が左に寄っているらしいが、、、)

カイエンの場合は、プラットフォームがフォルクスワーゲン、アウディと共通なので、そこが問題なのではないか?と思う。
フォルクスワーゲンは、大衆車がメイン、アウディは、多少高級かもしれないが、セダンやステーションワゴンがメインのメーカーである。
それを思うと、いくらカイエンが、スポーツカーブランドであったとしても、結局は、フォルクスワーゲンなのか?と。

それを思うと、独立系のブランドでなければならないのかもしれない。
SUBARUフォレスターが、北米と同じ2.4Lターボを日本で販売してくれていたなら、、、とも思うが、後の祭りである。

今となると、独立系メーカーというのは少ない。
現在、SUVで評判がいいのは、アストンマーティンである。
少し前は、ボルボ。
完全にオリジナリティーを貫いているのは、やはり、フェラーリ。
ちなみに、ランボは、フォルクスワーゲングループである。

シートもハンドルも動くのに、ペダルは動かせない

うちのまんじゅう号には、18WAYシートがついている。
18カ所も、稼働するのである。
それによって、体型にピッタリを合わせることができる。
買ってからわかったことだが、これは、必須オプションだった。

そして、今では、どんな車でもハンドルが動く。
しかし、ペダルは動かない。

ハンドルが動くのなら、ペダルが動いてもおかしくないと思うのだが、なぜか、ペダルは動かないのである。
将来的に、ペダルを動くようにしなければ、現在の老人向けペダル配置では、若者は車に乗ることが楽しくは感じられないかもしれない。
自動運転が、ますます発展すれば、余計に車の運転が楽しいものという意識が薄れ、単なる移動手段でしか無くなってしまう。

もう一つ、発展させるべきなのは、ワンペダル操作である。
NISSANのEVに搭載されているアレだが、NISSANは、完全停止がワンペダルではできないらしく、完全停車時にはブレーキを踏まなければならないらしい。
それではワンペダル操作にならない。
他の欧州メーカーのEVは、完全ワンペダルを実現してるようだが、それが普及してくべきだろう。
そうすれば、ブレーキとアクセルが離れていても、操作がやりにくと感じる場面は減る。

ペダルチューニングするしかない

ペダル配置がやりにくいままでは、車に乗りたいという気が失せる。
そのため、ペダルをチューニングする必要がある。

とはいえ、ペダルを分解したりすることはできないので、ペダルに市販品を取り付けて、そいつで調整する。
今までも、カッコつけでアルミペダルなんかをつけていたが、今回は、ペダルフィーリング改善のためにアルミペダルを利用することにした。

なので、選択基準は、カッコイイデザインではなく、ペダルフィーリングの改善に役立つかどうか?ということ。
そこで選んだのは、RAZO(カーメイト)のペダル。

このペダルは、スポーツカー乗りがヒールアンドトゥを行いやすいように販売されているもので、アクセルペダルの左下が延長でき、ブレーキペダルの右下も延長できるようになっているもの。
これを取り付けることで、ブレーキとアクセルの距離を近づける。

さらに、このペダル、薄っぺらのペラペラアルミである。
あえて、ペラペラのものを選んだのは、ブレーキペダルをなるべく手前に出させない意図があったからだ。
なるべく、奥に配置しておきたかった。

逆に、アクセルペダルは、少し手前にしたい。
このRAZOのアクセルペダルは、調整で、アクセルペダルの下部を手前にすることができる。

見た目には、かなり安っぽさがあるかもしれない。
価格も、両方とも2,000円程度。

しかし、ペダルフィーリングには代えられない。
これにしたことで、ペダルフィーリングは格段に上がった。
もちろん、ブレーキペダルやアクセルペダルの大元の位置は変えられないため、理想的な状態とはいえない。
それでも、もう、脚が痛くなるということはないと思われる。

老人仕様の世界

どんどん世界は老人仕様になっている。
自分も、50歳になり、徐々に老人に近づいているのだから、自分にとっても良いことなのかもしれない。
しかし、若者が生きにくい世の中にして、老人だらけになった世界で、本当に老人がまともに生きていける世界になるのだろうか?
世界を支える若者をおざなりにして良いのだろうか?

今、世界を動かしている連中は、ほとんどが老人か、もうすぐ老人ばかり。
そんな連中は、自分達のことばかり考え、若者は置き去りだ。
特に、一人一票の投票で選ばれる政治家にとってみれば、大多数を占める老人をムゲに扱うわけにはいかない。

このまま老人仕様の世界に突き進んでしまうのだろうか?
それとも、若者も老人も豊かに暮らせる『あの頃』を取り戻すことができるだろうか?

アクセルとブレーキの踏み間違い事故。
それを解決しようとする自動車会社の努力を感じるが、配置を老人向けにすることは間違いだ。
シートやハンドルのように、調整できるようにしたり、ワンペダルで、操作が完結するようにしたりして、若者も老人も使いやすい車にしてほしいと願う。

ちなみに、コンピューター制御による自動ブレーキや誤発進制御もいいが、運転の自由度を阻害する部分もあるし、車両価格が高くなる。
この点は、全車標準装備ではなく、オプションにしてもらい、若者がなるべくシンプルで安く車を手に入れることができるようにしてもらいたいものである。

-DRIVE:ドライブ, MARK'S LIFE:日常, VEHICLE:車, ポルシェ(カレヤン)
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