最近話題になっているらしく、Net NewsやYoutubeにチラホラと上がってくるようになっている【ChatGPT】
その名にある通り、チャット形式で相手(AI)に質問すると答えが返ってくるわけなのだが、これが、日本語で質問して、返ってくる日本語が、とてもAIとは思えない自然な言葉で、しかも「あんたなんでも知ってるな!」と思えるほどの秀才っぷりを発揮する。
iPhoneのSiriも色々と答えてくれるが、大概は『WEBでコチラの情報が見つかりました、ご確認ください』という返答で、いちいち、画面を確認しなければならない。
これなら、ブラウザを開いて、音声入力で検索するのとなんら変わりない。
逆に、Siriに聞いた場合、検索結果がすぐに消えてしまうため、何かをしながらSiriに質問し、確認しようとした時にはすでに消えているという事態になる。
現在、ChatGPT自体に、音声入力機能は付いていないが、そのうち実装され、音声で質問、音声で回答ということもやるようになるだろう。
そうなると、SiriやGoogle、Amazonのなんか、その他、車に付いている音声認識機能などなどのすべてが、ChatGPTのAIに置き換わってもおかしくはない。
そのくらい、あまりにも差がありすぎる。
僕なんか、すごい質問なんて思いつかないけど、Youtubeで、エクセルの関数に関する質問をしている動画があった。
小難しいけど、答えがはっきりしているような質問は、AIの得意とするところ。
人間であれば、相当、お勉強をした人でなければ、スパスパと答えが出てこないようなものでも、ChatGPTは、まるで普通にチャットしているように、タイムラグなど、ほとんどなく、答えてくれる。
相手が人間だと思ったら、相当に賢いヤツだと思ってしまうほどだ。
またも、イーロン・マスク
この、ChatGPT、何かと話題のイーロン・マスクが設立して開発している。
STAR LINKに続き、またも、とんでもないものをこの世界に生み出した。
ChatGPTのHPのサンプルの一番初めは、エンジニアが書いたコードにエラーが生じ、どこが間違っているのか?ということを、今までは、同僚や先輩、上司に質問していたものを、ChatGPT、要するにAIに質問して、答えをもらうというものになっている。
僕の推測だけど、このChatGPTは、一般人のために開発されたものではなく、自分のところ(SpaceXやTESLA)のエンジニアが、いちいち、同僚や先輩、上司の時間を削ることなく、仕事が完璧に遂行できるように開発されたものなのではないか?と思う。
Twitter社の買収劇が注目されたが、その際、イーロンは週40時間は出勤して仕事をするように発令した。
週40時間といえば、週休2日で、1日8時間なので、考えてみれば当たり前のことを言っているのだけなのだが、なぜか、世界が「暴君だ!」くらいに思ってしまう。
コロナ禍で、テレワークが多くなったからと言っても、週40時間勤務が過酷労働だとは思えない。
とはいえ、イーロンが暴君で、従業員に過剰な労働をさせるというのは本当のこと。
週40時間は、最低の最低労働時間で、そこから、いわゆる残業をどんだけやるかということだ。
イーロン自身は、本を読む限り、最小限の睡眠以外は、全部、働くというスタンスである。
これを聞くと、一般的な人々は、それは異常だ!
と思うかもしれないが、実際、ベンチャーの創業者など、そんなのは当たり前である。
僕自身も、27歳で創業して、35歳くらいまでは、同じような感じだった。
ただ、睡眠と食事はたっぷりと時間を取っていたけど。
LIFEとLIKEをWORKにする
それを従業員に課すのはどうなのか?
というと、僕の会社というのは、全員がフォトグラファー・クリエイターだったので、みんな、好きでやっていた。
なので、仕事が終わって家に帰っても、同じように写真に携わる。
結局、プライベートでの作業や勉強も、仕事に反映されてくるわけなので、全体を仕事としてみたら、睡眠と食事以外は、仕事をしているように見えてもおかしくない。
イーロンが求めているのは、そうした人材なのだろう。
エンジニアがコンピューター好きなのは当たり前、ベンチャーで働くのは、新しいものを自分たちが生み出し、世の中へ羽ばたかせる。
そして、結果として、莫大な対価を受け取るという、壮大な夢を追いかける人たちで構成された、集団としても企業が理想なのではないだろうか?
Twitter社は、すでにベンチャーではなく、老舗になっていて、サービスは緩く、先進的でもなく、今までのようなテレビや新聞などと同じような、情報統制をしている。
その割には、最新の情報発信メディアのような扱いを世界から受けており、権力者がこぞって、Twitterで情報を発信するが、それは、結局、テレビや新聞と同じようになってしまっている。
そのことが、許せなかったのではないだろうか?
この世界を今までと同じ、つまらない世界のままにしてはいけない。
次の時代を作らなければならない。
そのために、SpaceXによる宇宙開発と火星移住計画、TESLAによる次世代モビリティと高速移動手段、STAR LINKによる世界中でつながるケーブルレスネットワークなどを展開、しかし、それを周知するための情報媒体が、新しいSNS時代に入ったにも関わらず、その代表格であるTwitter社は、旧態依然とした、新聞やテレビと同じような媒体に成り下がってきていることに危機感を感じ、世界の進化を妨げさせないよう6兆円という莫大な金額を投じたように思える。
ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブスとイーロン・マスク
『織田信長・豊臣秀吉・徳川家康』、『曹操・劉備・孫権』など、世の変革時には三人の人間が登場するというのがパターンなのだろうか?
それであれば、今、まさに、世界の変革期だということだ。
とはいえ、自分が何をするというわけではないが、この世界変革をよく見て、感じて、記憶と記録に留めておきたいと思う。