寝違いで激痛、問題は枕の高さだった

1週間ほど前に、寝違えて首から肩甲骨のあたりに激痛を感じた。
数日で改善すると思ったのだが、一向に改善の兆しがない。
逆に、毎朝、まったく動けないほどの激痛が何日も続いた。

枕の高さに問題があるのだろうと思い、枕の中身を抜いて低くした。
しかし、その翌朝も同じように激痛で動けなかった。

今までの認識では、枕は、首元を支えるようにするのが良いと思っていた。
そのため、立体形成の枕を使い、うまく首元をサポートするようにしたのだがダメだった。

結局、諦めて整形外科へ行ってみることにした。
僕は『医者の9割はヤブ』という認識を持っていて、病院へ行くのは大嫌いなのだが、とりあえず、検査だけでも受けようと考えた。
ちなみに、9割はヤブと思っているが、1割は名医がいると考えている。

車で20分ほど走ったところの整形外科へ行った。
そこで、医師から聞いた衝撃の事実。

枕は、高めにした方が良い

「えっ!?」今まで、枕は低い方が良いと思って何十年も生きてきたのに、逆なのか?
家に帰り寝てみるまで、疑っていたのだが、万策尽きた僕は、枕の高さを上げてみた。
そして就寝。

翌朝起きると、今までの激痛は起こらなかった。
「ウソ!マジ!今まで逆だったとは、、、」

枕を低くしていた主な理由は、いびきで、アゴを引いた姿勢になると、喉が詰まりいびきが出やすいと思っていたため、枕を低くして、首元を支えるようにしてきた。
しかし、それよりも、寝違えて体を痛めてしまう方が問題である。

この翌日も、同じ高さで寝てみたが、やはり、翌朝、激痛はなかった。

ラジオ体操とストレッチの重要性

山に来た当初は、朝6:30にらじるらじるでラジオ体操を掛けて、外に出てやっていたのだが、そのうち、やらなくなった。
体を酷使する作業をしても、終わってからストレッチもやらずに風呂に入って終了としていた。

それでも、体に問題は発生しなかったが、僕も、もうすぐ50歳。
やはり、ラジオ体操とストレッチは欠かさずやるべきだという認識を持った。

整形外科に行くと、老人たちがリバビリテーションルームで、寝転がって電気治療を受けたりしている。
僕自身も、同じように寝転がって電気治療を受けたのだが、こんなものは、気休めにしかならない。
適当な場所に電極をつけられて、適当な強さで電気を流されてしまうので、逆に体が凝ってしまった。

老人たちは、自分で体を動かさず、ただ寝転がって機械に身を任せている。
待っている時でも、ただ座っているだけ。
病院に来るのも、車に乗ってくる。
そんな状態で、どうして体が健康になると思えるのか不思議だった。

多くの老人よりも、体を動かす量は多いし、筋力もかなり使うが、それでも、しっかりとケアしなければならないことを痛感した。
そのままでは、体のどこかが故障し、結果的に、そこにたむろする老人たちと同じように、寝転がって機械に繋がれたまま時を過ごさなければならなくなってしまうのではないかと思えてしまった。

やっぱり病院は嫌だ

病院というところは、すぐに、次の予約を取りたがる。
次に来るとは一言も言っていなくても、通ってくるのが当たり前というていで話をしてくる。
ただ、今回は、枕の高さについて知れたことが、大きな収穫だったので、行って良かったことは間違いない。
週2回、リハビリに来て電気治療をするように言われたが、あんなものをやり続けていたら、絶対、体を壊す。
電気治療が良くないわけではなく、きっと適切に使えば効果があるのだろうけど、流れ作業で適当な場所に電極をつけられて、適当な電流を流されては、体に良いわけないのである。

腕のいい整体師のように

僕が良く言っている整体院がある。
近所の『中国整体院』である。
ど田舎にある小さな整体院が良いとは思えないかもしれないが、ここのトト先生は腕がいい。

僕は、25歳から写真撮影の仕事を始めた。
当時、肩にぶら下げているカメラはレンズ、付属品の重量は、ざっと6~7kg。
それらをぶら下げたまま、結婚式会場を5時間走り続ける。

さらに、カメラを構える姿勢は『斜』構え。
そのため、常に左向きの姿勢を取っている。
これを、20年間やり続けた事で、僕の腰と首の骨は曲がった。

さらに、慢性の肩こりと腰痛。
そのため、整体やマッサージ、鍼、そしてもちろん整形外科へも頻繁に通っていたのだ。
1回3万円とか、5万円とかいうところへも通い、治療をしていた。

東京には、とんでもなくすごい先生もいたが、とんでもなく下手な者もいた。
下手な医院は、やたらと次の予約を迫る。
大体、次に来なければならないようなら、ダメだって事じゃないのか?

そんな僕が、近所の整体院に行った時「この先生、上手いな」と感じたのだ。
ツボに一発で入るし、とても丁寧だった。
それでいて、田舎価格というのが素晴らしい。

こうした腕の良い整体師や鍼灸師は、ツボに確実に入る。
しかし、整形外科の医学療法士?あたりだと、まったく適当である。

まあ、次から次へと押し寄せる患者を捌くのに懸命なのだろうから仕方がないのかもしれない。
医療明細書を見ると、電気治療なんて、ほんの数百円にしかならない。

そして、ほとんどが年寄り連中で、そんな治療などやってもやらなくても何も変わらないような人々。
ツボに入ろうが入らまいが、適切な電流だろうがなんだろうが、そんなことはお構いなしなのだろう。

それから1週間、、、

枕の高さを調整し、毎朝ラジオ体操やストレッチを行うことで改善してきた。
結局、車移動で、バリアフリーで、寝っ転がって電極繋がれていても、何も治るはずもない。
結局、ラジオ体操して、体を動かして、ストレッチして、よく食べて、よく寝る(枕の高さは重要)って事が、治療になることがよくわかった。

そういえば、10年前も同じような事があった。
それを『四十肩』と言っていたっけ。
で、結局、今回は『五十肩』って事だというわけなのだ。

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