やっぱり、ピッツァ

土釜で焼くためには、オーブン同様に余熱が必要。
ピッツァを焼こうと思う2時間程度前から火を入れる。

ピッツァを焼くのは、ボーボー燃えている火ではなく、火は釜を温めるためにあるだけで、ピッツァを焼くのは、炎で温められた釜自体に蓄えられた熱である。
薪に漂う炎がほとんど消えてから焼き始める。

火があるうちは、ほんの1分程度で焼けてしまうのだが、それでは正直早すぎる。
火を落ち着かせ、火によって焼けず、釜の熱で焼けるように温度を調整していく。
そして、3分ほどで焼き上がるようにすると、抜群の焼き加減になる。

しかし、ちょうど良い温度で、何枚も焼き続けることはできない。
温度はどんどん下がってきてしまうからである。
下がってきたら、薪を入れて、再燃焼させ釜の温度を上げる。
オーブンやガス釜のように、簡単に温度調節が出来ないし連続で焼くこともできない。

だが、それもまたよし。
『ピッツァを焼く』と言う行為そのものを楽しむことも重要な要素なのである。

ピッツァをお店で買うとなると、一枚2,000円ほどする。
それも、大した具が乗っているわけでもないし、使っている小麦は外国産の一般的なものだろう。
そう思うと高い。

国産小麦と天然酵母を使って自分で生地を作れば、安全で美味しい生地ができるし、なんと言っても安い。
具材も、オーガニックのトマト缶に、自分で育てたニンニクや唐辛子、今回は、自家製しいたけともらったネギで、

しいたけ+ネギ、醤油マヨソースピッツァ

を作ってみた。
しいたけがもしゃもしゃに出まくっていたのと、もらったネギが大量にあったためだが、これがみんなに大好評。
売っているピッツァのように、具がチョロチョロと乗っているのと違って、こぼれ落ちるほどのしいたけと、ネギもこれでもか!と言わんばかりに乗せて、そこに、モッツァレラチーズをたんまりと。
マヨとチーズが入れば、味覚にうまさを感じさせられるのは簡単だとしても、しいたけとチーズはいいマッチングだし、それだけではコクが強いので、そこにスッキリとパンチの効いたネギが活躍する。

定番のマルゲリータは、バジルが生えていないので、本格的には作れず、今回は、オーガニックのバジルソースを使ってみたが、やはり、マルゲリータにはならなかった。

最後は、前回、子供たちが来たときに子供用にと作った、甘甘なマシュマロ+チョコピッツァ。
これが、大人たちにも大好評。
今回は、そこにバナナ投入。

僕としては、バナナはヒットだった。
逆に、マショマロは甘すぎるので、やっぱり定番バナナ+チョコがいいかなぁ。

ってことで、今回も、新たな人気ピッツァができた。
次回はいつやるかは未定だが、その時に「生えていたもの」で作りたいと思う。

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