私道の補強と拡張中!

セブン(7トンユンボ)が来て、今までできなかったことができるようになった。
クボちゃん(2トンユンボ)では、松などの大木の抜根ができなかったし、固い石を含んだ土を削っていくのも容易ではなかった。
それでいて、時間もものすごくかかっていたため、急を要さない大掛かりなことは避けてきた。

しかし、セブンなら行けるだろう。
セブンがここに来たばかりの時も、畑の横の私道の拡張を行った。
その時も、クボちゃんでは抜根が出来ずに苦労していたものが、いとも簡単に根を抜き取ることができ、無事に道路拡張ができた。

次は、その手前。
通れるには、通れるが、狭かった場所の崖を削って拡張することにしたのだ。
ただ、ここには、木が生えているし、ほんの2m奥には電柱も立っている。
松と桜の抜根も容易ではなさそうだったのだ。

しかし、やってみないことには、事は運ばない。
土を削ってみると、石だらけの土というか、砕けた石の塊の地層だった。
クボちゃんじゃあ、無理だっただろう。

木を切り倒して崖を削っていく。
そして、問題の抜根。
これは、セブンでもてこずった。

もちろん、2トンのクボちゃんでは、まったく歯が立たなかったであろう。
7トンのセブンでも、容易には抜けず、周辺の土を削り、張り出している根を切ってからでないと、抜けなかった。
そんな、大木の根が三つあった。
ほんの50cm程度道を広げるだけでも、抜根にかなりの時間を要した。

それでもなんとか、今まで狭かった道を広げることができた。
道路の長さは、ほんの20m程度なのだが、なかなか大変だった。

次に取りかかったのは、下の入り口付近。
道路の脇は、別の人の土地なので、なかなか、勝手に大掛かりには出来ないところが厳しいが、それでも、セブンを運び入れたときに、あまりの重さに谷側のアスファルトに亀裂が入ってしまったのだ。

谷側のアスファルトの下を見てみると、細かく柔らかい砂で支えられていた。
これでは、雨で流されて、どんどんアスファルトの下の部分は削られて、そのうち、道路が無くなってきてしまう。

この、アスファルト下の砂の排出を止めなければならない。
そこで、丸太を道路の側面に土留として置き、そこを赤土で埋めていく作戦にした。

ここに来た当時に切ったけど、放置していた木々を回収して、土留にした。
そして、私道の拡張で出た土を運んで埋めた。

とりあえず、大丈夫だろうが、土留の丸太を支えているのが、過密植林で放置されているヒョロヒョロのスギの木なので、車が乗ったら、スギの木が折れ、土留めが崩壊してしまう恐れがある。
それを防ぐには、余分な木を切って、道路脇のスギの木を太らせてやらないといけない。
と、言っても人の土地だけど・・・・

そう思っていたら、ちょうどタイミングよく、その道路の反対側で椎茸栽培をしているお姉様方が来た。
反対側の土地の所有者を知っているか聞くと、なんと、自分らだということだった。
お父さんが植林をしていたが、亡くなったあと、植林した木は放置されているとのことだった。

ってことで、僕が、間伐しておくことにした。
道路側の木を成長させるために、二列目の木々を伐採するのである。
で、伐採した木を使って、さらに、土留めを強化するのだ。

これで、二箇所の私道拡張が出来たわけなのだが、アスファルト道路の脇を拡張する際に困るのが、土の処理である。
道の下が土なら、そのまま、グサっと削ってしまえばいいのだが、下がアスファルトの場合、土を救ったり移動したりするのに、めちゃめちゃ気を使うのだ。
なんせ、ユンボなら、簡単にアスファルトを剥ぎ取ってしまえるパワーがあるから。

それでも、なんとか進めていきたい。
と思っているが、考えてみれば、本宅予定地の整地や、伐採した木々や丸太の処理がまだだったなぁ。

-MARK'S LIFE:日常