駐車場(と、言っても単なる平坦な場所というだけだけど)に、軽トラが2台放置されていた。
そのうち1台は、すでにボロボロだったが、もう一台は、ブルーシートがかけられていたのだが、その、ブルーシートはボロボロになっていて、車体も、結構錆びていた。
最初見た時には、両方とも動かないのだろうと思っていたのだが、不動産屋さんの会長が、「これは、動くから乗ったらええ」と言う。
本当に、動くのか?
そう思い、何日か前に、ブースターケーブルでつないで、エンジンをかけてみると・・・
セルモーターは回るが、エンジンはかからなかった。
燃料キャップを開けてみると、どうも、ガソリンがなさそうだったので、エネオスにて、ガソリン+ガソリン缶を購入。
初めて、車やバイクに入れてもらうのではなく、ガソリンを缶で買った。
「夏のこの暑さで、爆発とかしないよな」
と、心配してみたが、車にも、ガソンリが入ってて、この暑さの中で爆発していないんだから大丈夫なんだということに気がついた。
それでも、こぼしやしないか、吹き出してないか、など、いろいろ心配してみたが、なんともなく大丈夫だった。
「オッシャー、これで動くか!?」
と、思ったが、今度はなぜか、セルモーターが回らない。
結局、原因がわからず、会長にご相談。
すると、車屋さんが、今日来てくれたのだ。
予備のバッテリーを繋いで、キーを回すと・・・あらら、簡単にエンジンがかかっちゃった。
どうも、僕の2回目のブースターケーブルの繋ぎ方が、悪かっただけみたい。
しばらく、アイドンリングをさせて、空気の抜けているタイヤに、自転車の空気入れで、えっこら、えっこら空気を充填して。
「さて、やってみるか」
クラッチを切り、ギアを1速へ。
パーキングブレーキを解除して、アクセルを踏んでいく。
すると「動いたー!」
全く、動かないと思っていた軽トラが、動きましたよ!
これで、山に自力で上がらなくても、軽トラでガンガン行けちゃうじゃん。
ちなみに、永久廃車にしてしまっているので、ナンバーはつかない。
その代わり、僕が、Newyorkで購入した、MARKナンバーをつけてみた。
「なかなか、決まってるんじゃない」
いやー、軽トラ楽しいわ。
これで、山を降りていけない(公道なので)のが残念だ。
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