奇襲しました。
複雑な思いです。
昨日、ヤラレタとはいえ、皆殺しとは。
と、言っても、今回の巣があったのは、屋外にある五右衛門風呂から、ほんの4、5mの場所。
やらないわけにはいきません。
前回も、住んでいる小屋の入り口の上でしたから、ほったらかしにはできません。
今回も、めちゃめちゃ緊張しました。
前回は、網戸作りで余っていた網をかぶりましたが、もっと、頑丈なやつを持っていることに気がつきました。
フルフェイスのヘルメットです。
さらに、不燃性のレーシングスーツがありました。
不燃性なので、多分、素材的に針が通りにくいのではないか?と、勝手に予測して着込みました。
レーシングスーツの上には、下はダボダボジーンズ。
上は、モコモコダウンで、針の長さが届かないように、厚みを確保。
そして、最後は、ツルツル素材で、蜂が掴まりにくいように、ウィンドブレーカー。
手袋は、厚い皮で出来た、バイク用の冬用手袋。
首は、ダウンとウィンドブレーカーの襟を立て、その中に、長いスカーフをぐるぐる巻き。
「きっと、これで大丈夫!」
と、思ってみても、心臓の鼓動は早くなり、息は荒くなってきて・・・
メットのバイザーが曇るやんけ!
近くにあった、エタノールで拭き拭き。
しながら、よく、”アルコールで拭かないでください”とか、見るなぁ。
とも思ったが、今更遅いし、そんな悠長なことを考えている場合ではない。
そして、手には、スズメバチジェットPROを両手に持ち、片方には、LEDライトをくっつけた。
さて、いざ、出撃!
近くに行くと、一匹出てきたので、シュー!
次も出てきたので、シュー!
また、シュー、また、シュー!
シュー、シュー、シュー・・・
前回の時は、あまりの恐ろしさに、一缶連続で巣に向かって吹き続けたけど、今回は、缶に「強力噴射のため45秒で終わります」と書いてあるのを読んで、2缶あるけど、連射したら1分半で終わっちゃうじゃん!と思い節約噴射にしたわけです。
幸いにも、7、8回シューシューやった後は、もう出てこなくなったので、しばらく、ジーと様子を見て、巣の周りにシューと一吹き。
さらに、巣が木の根元の穴の中なので、とりあえず、新聞紙を詰め込んでシュー。
終わりました。
「やってやったぞ!」
と言う気持ちではなく、なんとなく後味悪い感じ。
ここに来て、どのくらいの生き物を殺しただろう?
植物なんて、切りまくってるし。
でも、こう思いながらやっているのです。
都会や住宅地は、初めから何もなかったんじゃない。
誰かが、虫や動物を殺し、植物を根絶やしにしてきたから、そこに人が住めるようになっているんだ!と。
今日、ちょうど、代車のラジオから聞こえてきたのが、アメリカの開拓時代の話題でした。
開拓者側からすれば、新しい何もない土地を開拓した。と見えるけど、実際には、虫や動物、植物だけでなく、ネイティブアメリカンを殺して、その土地を奪ってきたのだ。と言うような内容だった。
僕も、そんな気持ちではある。
でも、都会や住宅地は、自然を根絶やしにしすぎていると感じる。
軽井沢や田園調布、ワシントンDCなどは、一区画の土地が広くて、多分、どこも一区画300坪程度だと思う。
そうすると、必ず、家々に庭があって木がある。
木々が多く、庭をコンクリートやアスファルトで埋め尽くさずに、土があれば、夏は、もっと涼しいのではないだろうかと思う。
土地を、小さく小さく分けてしまって、家をぎゅうぎゅうに建てる。
それは、都会や都心のベットタウンだけでなく、日本中どこでも、そんな感じだということがわかったよ。
古い家は、土地が広いけど、新しい家は、みんな30坪とか40坪とかで分譲されてしまっているようだ。
話が大きくそれたけど、とにかく、なんとなくスッキリしなかったけど、とりあえず、スズメバチの巣を壊滅させたぞ!
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