最近の車は、すでにコンピューターである。
コンピューターというのは、プログラムで動いている。
パソコンと同じで、ハードはそのまま共通ながら、アプリケーションを変えることによって、やれることが変わる。
車も同じで、プログラムを変えてやれば、動きが変わるのである。
良いような、恐ろしいような、、、。
コンピューターをいじくることを『コーディング』というらしい。
通常は、ディーラーや専門のショップで行うものだが、DIYでも出来る商品がある。
それが
PLUG CONCEPT
という商品だ。
こいつを買って、ODB2コネクターという車のコンピュータへのアクセスする部分に差し込むだけというお手軽DIYで、難しそうなコーディングが出来てしまうというものである。
実際、コーディングは、ショップに行ってやってもらった方が安い。
今回、僕がやったのは二つ。
一つは、うざいアイドリングストップを、エンジン始動時からOFFに出来るというもの。
もう一つは、デイライトをON・OFF切り替えができるというのだ。
価格は、二つで63,000円だった。
これをショップに持ち込んでやってもらうと、ネットで調べたところ35,000円という価格だった。
30,000円も高いのに、やってしまったのだ。
しかし、僕が東京に住んでいた時なら、きっと、ショップに持ち込んでやってもらっただろうが、ここは、愛媛である。
コーディング専門ショップなどない(たぶん、調べてないけど)
ある程度都市部へ行かなければならなことを考えると、交通費で30,000円くらいは、すぐに吹っ飛んでしまうだろう。
さらに、コーディングを行っても、ディーラーなどに修理や車検点検などに出した時、コンピューターをリセットされてしまう可能性がある。
そうなると、せっかくやったコーディングが無になってしまう。
再度、ショップに持ち込んでやってもらわなければならず、結局、差額の30,000円など、吹っ飛んでしまう。
その点、PLUG CONCEPTを使えば、リセットされても、まだ、差し込んでコーディングを行えば良いだけなので、お手軽で、追加料金もかからない。
結果、長い目で見れば、こっちの方がお得か、トントンかというところではないかと判断した。
PLUG ISC(アイドリングストップキャンセル)
アイドリングストップというのは、多くの車に標準搭載されている。
エンジンをかけるたびに、アイドリングストップがかかるようになっている。
アイドリングストップというのは、停止している時にエンジンを切って燃料を節約して、CO2を削減しよう!
というものだが、何度もエンジンをかけるというのは、バッテリーに負担をかける。
そのため、バッテリーは通常よりも高性能なものにしなければならず、バッテリーの劣化によるバッテリー交換も頻繁になる。
そうなると、コスト的には、ガソリン代が浮くよりも、バッテリー代の方が明らかに高額となる。
それに、燃料は節約できCO2は削減できるかもしれないが、バッテリーの製造と処分によるCO2の排出はどうなんだろう?
僕としては、CO2削減など、どうでも良いことだが、とにかく、いちいちエンジンが停止し、発進時に、ブルルンッ!とエンジンがかかるというのがうざいので、アイドリングストップはOFFにしたかったのだ。
もう一つ。
PLUG DRL(デイライトON・OFF切り替え)
僕のカイエン(Type958)は、デイライトが付いてはいるが、デイライトとして昼間に点灯しない。
なので、正式にはデイライトではないのかもしれないが、ヨーロッパでは、このデイライトが日中に点灯している。
これは、法律の差らしく、ヨーロッパでは点灯が義務?なのかな。
日本では、義務ではないので消しておくことにしたのか?理由はわからないが、とにかく点かない。
これを、点けたい時に点けることができるように、スイッチ項目を追加するのがDRLである。
やり方は、ACCをONにして、差し込むだけ
やり方は、非常に簡単。
キーを一段階回すか、スタートボタンの車は、ブレーキを踏まずに、スタートを二回押すかして、ACCをONにする。
ナビなどが点灯するが、エンジンはかかっていない状態である。
その状態で、PLUG CONCEPTを、運転席の下の方などにある、ODB2コネクターに、ググッと差し込むだけである。
ほんの数秒で完了する。
その後は、引き抜いて終了。
あっけないほど簡単に終わる。
高いが、お得
最初にも書いたが、ショップでやってもらうよりも高額だ。
もし、近所にショップがあるような人なら、ショップでやってもらった方が良いが、結構な距離をそのためだけに走っていかなければならないとしたら、PLUG CONCEPTにしてしまった方が、結果的にお得になるように思う。
*ちなみに、企業案件とかではない。