スペアタイヤ

カレヤン(Porsche911)がパンク!

うちのカレヤン(ポルシェ911 カレラカブリオレ)がパンクした。
原因は、山道に転がっている、尖った石である。

パンクした日、うちの山から南に30km程度行った所の、久万高原町へ星を見に行ってきた。
久万高原町には、町営の天体観測用の天文台があり、予約をして、一人五百円で星を見ることができるのである。

人生初!?天文台

もしかしたら、人生初かもしれない天文台。
平日の夜、僕を含めてお客は三人、そして、天文台のスタッフの方一名。
なんと、全員中年男・・・( ̄▽ ̄;)

中年のおじさんが四人で、夜の星を眺めている。
ハタから見たらキモいけど、デカイ望遠鏡で見る月は美しかった。
星は、単に光っているだけって感じで、見たところでどうということはなかったが、月は、クレーターなどの地表の様子がはっきりと見えた。

冬の夜の方が空気が澄んでいてよく見えるものだと思っていたが、残念ながら雄大な天の川は、夏が見頃とのこと。
12月は、最も、見える星が少ないそうなのだ。
でも、また行けばいい。

夜の山道は、危険がいっぱい

月と星を堪能した帰り、夜の道をカレヤンでひた走ってきた。
もちろん、屋根はオープンである。

僕の所の山の麓から、家までの山道、およそ1.5km。
昼間なら、石ころや枝などに注意してゆっくりと上がってくるのだが、すでにあたりは真っ暗。
今まで、何度かは夜に走っているが、パンクなどは一度もないので、まさかパンクするとは思ってはいなかった。

多少の石があるのは見えても、暗闇の中で、石をどかしながら走るのは、なかなか面倒だったので、この日は、とりあえずそのまま帰りたかった。
しかし、走っていると、なんとなく違和感を感じた。
神経を集中すると、やはり、、、パンクだ
右のリアの感じがおかしい。

それでも、途中でいちいち止まって確認しても、何もできることはないので、空気が抜け切る前に上に上がってしまった方がいい。
ってことで、ゆっくりながらも、一気に家まで走った。

翌日、見てみると、、、やはり

右のリアタイヤから、完全に空気が抜けていた。
この後、処置としては二つの選択肢がある。
一つは、スペアタイヤに交換。
もう一つは、パンク修理剤を買ってきて修理剤とエアーを注入する。

修理剤なら、あっという間に修理できて手間がないが、手元にはない。
スペアタイヤへの交換は、フロントトランクに入ってはいるが面倒である。

結論は、スペアタイヤに交換することにした。
ずっと前に買った、ローダウン用のジャッキを持ってきて、上げようと思ったのだが、パンクして車高が極端に下がっているため、ジャッキがまったく入らない。
そこで、地面を掘ってジャッキを入れることにしたのだが、ローダウン用のジャッキがデカくて不便だったため、カレヤンに付属しているジャッキを使った。
ってか、付属のジャッキの方が使い勝手が良かった。

さすがに、純正でついているだけあって、ローダウン用ジャッキよりも、低い状態でジャッキをかませるし、スペースは取らないし、ジャッキアップポイント に、スポッとハマるように出来ていた。

無事に、車を上げ、スペアタイヤに交換が完了した。

20年間、空気補充してねーなこりゃ

スペアタイヤに交換して、ジャッキを下げると、、、あらら、スペアタイヤがへっこんでいく。
空気は入ってはいるが、明らかに、空気圧不足である。
走れないことはないが、危険だ。

ってことで、今度は、作業場から、エアコンプレッサーを持ってきた。
軽トラや軽バンのタイヤ交換のために買ってあった、タイヤの空気を入れるためのエアチャックガンがちゃんとある。

一般のご家庭には、なかなかない代物だけど、こういう時に、いろんな道具を持っていると役に立ってくれる。
ってことで、プシュプシュと空気を入れて、無事完了した。

パンク修理をやめて、タイヤ交換

タイヤの溝を確認してみると、リアヘビーな911だけあって、リアの溝の減りが早い。
フロントは、まだまだ溝が残っていたが、リアは、この際交換してもいいくらいの減りだったため交換することにした。

いつもの車屋さんに電話をして、タイヤの見積もりを出してもらおうとしたのだが、ネットをみると、なんだかお安そうなのがあったので、車屋さんに価格を話すと「安いんで、ネットで注文しちゃってください」ってことだったので、ポチった。

今までは、四本全輪を一気に交換しかしたことがなかったのだが、初めて二本だけ交換した。
四輪全交換で、工賃込みで、20〜25万円くらいなのだが、今回は、リア二本、工賃込みで、なんと約6万円で済んだ。
『安いじゃないか〜』
今まで、なんであんなに高かったのか不思議なほどだ。

ピレリPゼロ(NON Nタイヤ)

ポルシェには、ポルシェ専用タイヤというのがある。
それを【Nタイヤ】という。

最初の頃は、Nタイヤを使っていたのだが、ある車屋さんで「タイヤがちょうど安く入る」ということで交換してもらった所、なんと、Nタイヤではなかったのだ。
どうりで、安いと思ったのだが、それでも、もうその頃には、サーキットを走らなくなっていたため、「まあ、Nタイヤじゃなくても問題ないだろ」ってことで、普通のタイヤにした。

もちろん、特段問題はない

ポルシェに乗っている人の中で、選ぶタイヤの最も多いのが、たぶん、ミシュランである。
ミシュランは、減りが遅く、サーキットでバリバリ走っても、そうそう、削れることがない。

逆に、最も削れまくるのがピレリである。
最初の頃、街乗りを快適にするために、最も柔らかいピレリを選んだのだが、サーキットで走ると、すぐに削れて、あっという間に交換が必要になった。
そのため、サーキットを走っているうちは、ミシュランを選んでいた。

ちなみに、その中間に位置するのがブリジストンである。

今回、すでにサーキットを走らないし、高速道路でも大して飛ばすことがなくなったので、また、ピレリにした。
それも、ノンNタイヤである。
もちろん、なんの問題もない。

-VEHICLE:車, ポルシェ(カレヤン)