今度は畑、モグラ&ウリハムシとの戦い

畑に虫が付く。
それを農薬で殺す。
というのが、一般的な世の刊行農業と呼ばれるやり方。

肥料を与えると虫が付く

僕は知っている。
虫が付くのは、単純に肥料を与えるからだということを。

その昔、マンションのベランダで、ほんのりとハーブ類を栽培していた時、肥料を与えると虫が来ることを経験した。
肥料を与えずに、土の堆肥だけで育てていれば虫は来ない。

では、なぜ、虫が来ているのかというと、買ってきた苗だからである。
買ってきた苗床には、肥料が入っている。
その肥料で育ってきた苗は、育っているが弱い。
そして肥料によって、糖分が多い。
人間でいれば、若干糖尿気味の小太りの子供というところ。

苗を植え付けて、ある程度の期間が経ち、肥料の効果が抜けて仕舞えば良いのだが、植え付けてしばらくはよわっちい体のまま、畑という社会に出されるのだ。
その中で、虫の食害にさらされる。

ズッキーニにウリハムシ

確かに、いつもズッキーニの葉っぱが食べられているように思う。
種から育てると大丈夫なのだが、苗を買ってくるとダメだ。

今回の買ってきたズッキーニの苗も、かなりやられて葉っぱが皆無になってきた。
なので、対策をすることにした。
やってくる虫は、ウリハムシというらしい。

最も効果的なのは、行燈(あんどん)を立てることらしいので、やってみる。
四方に支柱を立てて、そこにビニールを被せる。
ウリハムシは、植物よりも少し離れた場所に着地し、横移動をして葉っぱにくっつくらしいので、横をビニールで塞がれていると葉っぱにたどり着けないとのことなのだ。

さらに、もう一つ。
キラキラした光を嫌うらしいので、アルミのシートを下に敷いてみた。
Youtubeで、誰かがやっていたので、僕もやってみた。
アルミシートは、虫に対して効果が薄くても、齧られまくった葉っぱの光合成の助けになるかな?という期待もある。

モグラ対策

しばらく前から、モグラと戦っている。
モグラ自体は、植物を食べるわけではない。
ただ、畑の中に通り道を作るだけである。

しかし、その通り道が作られると、そこから水が流れて、土が乾燥しがちになる。
さらに、そこにネズミが入り込み、植物の根を齧(かじ)る、らしい。

モグラ対策として良く使われているのが、風車。
ペットボトルで作る自作風車が、よく畑に刺さっている。
ただ、効果があるのは最初だけ。

風車が回ると振動が、土に刺さった棒に伝わり、その振動を嫌がってモグラが寄り付かなくなるというものなのだが、すぐに慣れてしまう。
さらに、ヨードやコーヒーなど匂いの強いものを埋めておくと、臭覚が優れているモグラにとって、匂いを嫌がって寄り付かなくなるというのもあるが、これは、その部分を避けられるだけで、モグラがどこかに行くことはない。
結局、やっぱりなのだが、たどり着いた対策は、物理的に入れないようにするというものだった。

使うのは、フェンス留めなどに利用するU字ピン。
これを、ブスブスと地中に埋め込み、地中のフェンスのようにしておく。
畑全体を囲うのが一番良いのだが、隙間があると入られてしまうので、植物の周辺を囲むように埋め込んでみた。

これだと、たとえモグラが来ても、植物の近くにトンネルが作られない。
モグラは、いろんな菌を体につけて移動するので、完全に悪者というわけでもないらしく、植物に被害がない程度にうろちょろしてもらうのは、逆に良い効果があるようなのである。
ってことで、今のところ、ほどほどにうまくいっている。

雑草に分類されるヨモギの可能性

ちなみに、畑に生えると大変だと言われている雑草の一つが『ヨモギ』
ヨモギは、よもぎ餅などのように食べられる葉っぱでもある。
しかし、畑に生えすぎると、繁殖力が強くて大変らしい。

なのだが、僕は、新たにヨモギが畑に生えるメリットを見つけた。
なんと、畑の隅に生えているヨモギに、アブラムシがベッタリとくっついていたのだ。
アブラムシは、野菜にとって敵である。
その厄介なアブラムシが、野菜ではなく、ヨモギにくっついている。
これは、ヨモギの方が下手や野菜よりも、美味しい蜜を出しているということなのだろう。

人間だって、ヨモギを美味しくいただくのだから、アブラムシにとっても美味しいに違いなのである。
そう思うと、ヨモギを単なる雑草として刈り取ってしまうのはもったいない。
少しくらい畑の中に、ヨモギを残しておくだけで、もしかして虫対策になるのかもしれない?

田舎で生きる

田舎で生きていると、いろんな奴らと戦わなければならない。
外野の皆さんは、共存共栄を叫ぶが、田舎もんとしては、そんな悠長なことを言ってられない。
対策をするにも、結構な費用と手間がかかる。

それでいて、野菜の値段は二束三文。
米に至っては、ほぼ、どの農家も赤字であろう。
それなのに、獣害や災害などで被害を被れば、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされてしまう。
農業で、収入を得て生きていこうというのは、なかなか難しい話なのである。

そこで、化学肥料と農薬の出番。
さらに、ハウスの中での水耕栽培。
今では、温度、湿度、水分量、肥料の投与などをコンピューターで管理して、栽培するのが主流になりつつある。

野菜など、大企業が屋内コンピューター管理で生産すればいい

僕は思う。
正直、販売する野菜など、それでいいだろう、と。
本物が食べたい人たちは、何倍ものお金を払って買えばいい。
もう、これから、農家が苦しい思いをして、少ない収入に、年金をプラスしたり、補助金をもらって、やっとこさ生きるというようなことなどしなくてもいい。

資本力のある企業が、農業法人を立ち上げて、大規模に管理しながら、ファームファクトリー(農場工場)によって生産されて出荷されるのが良いのだ。
補助金を使うのなら、そうした企業に使った方が、生産力は何百倍、何千倍と高まる。

農家は、こだわって本物を作り高く売る

でも、本物が食べたい人たちのニーズは高く、今まで疲弊しながら農業をやっていた人たちは、本当においしくて安全な作物を作ることにシフトすればいい。
化学肥料や農薬を使わず、もっと言えば、牛糞だとか鶏糞だとかも使わず、ほぼ自然栽培にすれば、虫もほとんど寄り付かないし、お金と労力は、獣害対策に完璧に回す。
フェンスももちろん効果的だろうが、近年注目されているのが『ヤギ』である。

ヤギがいると、野生動物がよってこないらしい。
僕も、スモモをハクビシンから守るのに、ヤギを気の根元に繋いでおいたらハクビシンが来なかった経験がある。
これは、イノシシやサルにも効果を発揮するとのこと。

これからの時代は、お金を稼ぐ手段は『投資』で、労働は、好きでやるのがいい

今までの世の中は、ずっと、お金を稼ぐ手段が『労働』だった。
特に日本人は、そう刷り込まれてきた。
『投資は危ない』とか、『働かざる者食うべからず』とか、『労働は国民の義務』とか、とにかく、日本国民を労働者にしてきた。

しかし、世界は、どうか?
労働していない人たちはたくさんいる。
お金がお金を産んでいるのだ。

実は、日本には、そのポテンシャルが溢れている。
日本の得意分野が、機械化や効率化である。
ロボットやコンピューターに仕事をしてもらって、稼いだお金を配当でもらうということを、そろそろ当たり前にしていってもいいと思うのだ。

農家は、大規模農業法人へ投資し、そのリターンで生活する。
自分は、自然栽培などの本物の野菜を、作って高額で販売する。
高額で販売しても、数が少ないので、当然、小遣い程度にしかならないが、大企業に投資し、配当を得ることで、収入が安定する。
そうすれば、毒だとわかっている農薬を使わなくてもいいし、野菜を急成長させるための肥料もいらない。
毎年毎年、野菜を作らなくても、土地をしっかり休ませてから、自然の力で作物をのんびりと育てられるのだ。

【言うは易し、行うは難し】と思うだろうが、本気でやろうと思えば叶うものである。
ただ、ほとんどの人は、やる気がないだけだ。
落ちる人たちは落ちる。
自力で頑張る人たちだけが生き残る。
貧富の差は、ますます激しくなる。
文句を言うだけの人たちが溢れるが、頑張った人々は、冷ややかな視線を注ぐだけ。
そんな時代がやってくる。
もう、とっくの昔に、総中流日本社会など、崩壊しているのに、いまだに、大丈夫だと思っている人たちが多すぎる。

葉っぱが喰われまくったズッキーニ
行燈をかけて防御
モグラ対策にU字ピン
ヨモギにアブラムシがいっぱい

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