警察署主催「犯罪被害者救済バザー」へ行った。

それはさておき、同じ会場で

『高校生が描いた、原爆の絵』

という展示が開催されていた。
このタイトルが目に入った時に思ったこと「戦争も原発も知らない、さらに、社会のなんたるかさえもわからない高校生が、原爆の絵?何を元に描けるというのか?」と疑問を持った。

すると、原爆を経験した方々の話を直接聞いて、その体験談を元にして描いていったとのこと。
それがわかった時、印象は180度変わって「それは、リアルで素晴らしい」と感心した。

体験者の証言というのは、テレビなどでもよくやっているので、映像を通して聞く機会は少なくない。
しかし、実際にリアルには想像できない。
何と言っても、当時そのままの映像というのは、多少はあるにせよ、そのディティールまでは伝わってはこない。

さらに、映画やドラマにしても、アニメを作っても、正直なところディティールという面においては、あまりリアルに感じられることはなかった。
しかし、この高校生たちの絵は、リアルだった。

“まるでそこにいるよう”というわけではないが、実際に原爆を体験した人たちの目で見た光景を、耳で聞いた話ではなく、何か違った第六感のようなもので感じ取って描かれているように思えた。

その方の魂が、さらには、原爆に遭遇し今ではなくなている多くの人々の魂を感じ描かれているようにも感じた。
この場所には、60枚ほどの絵が飾られていたが、実際には、もっと多くの絵が描かれており、展示されているのは選ばれた、ほんのわずかな点数に過ぎないのだと思う。

で、バザーの方は・・・

バザーといえば、みんなでいらないものを持ち寄って売っているというイメージで、もちろん、それらもあったけど、今時のバザーは、

企業から商品を提供してもらって、格安で売って資金にする

ということもやっていた。
もちろん、内情は、勝手な憶測であるが、売り子が高校生くらいの若者だったのは感心した。

よく「最近の若者は・・・」なんてことを、大昔から言われているが、僕は、常に思っていることは、それとは逆で

最近の大人は・・・どうしようもない

ってことである。
そんなことを言い続けて、何十年か経ってしまった現在、僕も、疑いようのない大人になってしまったので、心苦しいのだが、本当に、若者というのは、いつの時代も素晴らしいと常々思ってきた。
そして、偉そうな口を叩く大人など、しょうもない連中ばかりだと。

高校生って、本当に素晴らしいなぁ

そんな、いやらしい目で女子高生を見ながら、両手いっぱいにバザーで買い物をしてきた。

警察署主催なので・・・

1300ccだそうだ。パトカーにも乗ったぞ

こんなのも。

-MARK'S BRAIN:思考, MARK'S LIFE:日常