今年も、第1回目の町道の草刈りの時期になってきた。
何度も書いている事だが、ここに越してきたときの町道の状態は、ほとんど誰も通らないような「THE山道」という感じだった。
そこを、カレヤン(Porsche911)で上がってきたのだ。
カレヤンよりも、もっと過酷だったのが、引越し屋さんのトラック。
4トン車から、1.5トン車に、荷物を積み替えて、何度も運ばなければならなかったのだが、それも、当日は雨。
タイヤが滑ってしまって、まともに道を進むことができない。
そんな状態だったのが、どうにかこうにか、役場にもお願いしたりして、この二年で、なんとか走れるようになってきたのだ。
本来は、町道であるわけだから、役場が草刈りもやるってことになるのだろうが、そこらへんは、町民である僕もボランティア的に協力していかなければならないだろう。
ってことで、草刈りは、僕の仕事と勝手に決めてやっているのである。
ヤギを飼おうと思った、そもそもの目的が「草刈りいらず」だったので、今回は、OPERAと一緒に草刈りに出かけた。
さて、思惑通りに、OPERAが草をガンガン食べるかと言うと、そんなわけはなく、クンクンと匂いを嗅いで、自分の好きな草だけを、ちょっと摘んでは次、また、ちょっと摘んでは次、と言う具合に、パッと見、草は何も減らない。
そんな食べ方を見ていると、それは、DNAに記憶された習性だろうと思われる。
生えている草を根こそぎ食べてしまったら、次に新芽が出なくなってしまう可能性がある。
そこで、ちょいと摘むだけであれば、茎も葉っぱも残っていて、植物たちは、また芽を出していくことができる。
そうすることで、ヤギの餌となる草は、永遠に生え続けてくれるのだ。
ってことで、OPERAが草刈りの役に立ったかと言うと、まったくもって、なんの貢献もしていないが、それでも、ちょいちょいと摘んでいれば、草がボーボーになるのを防ぐ結果となるハズである。
とはいえ、好きなのしか食べないので、嫌いな草や体にとって毒性のある草は、ボーボーになってしまうのだけどね。