小屋周辺の、そこら辺。
ふと見ると、ふきのとうが顔を出していた。
あたりを探してみると、至る所にあった。
中には、すでに花が咲いているものも。
去年は、4つくらいしか見つからなかったのに、
今年は、20個以上ある。
この差は、なんなんだろう?
ふきのとうが、顔を出している場所には、ある共通点があった。
それは、僕が土を掘り返したところに出ているということだ。
さらにわかったのは、日当たりがいい場所は、出るのが早いってこと。
すでに花が咲いてしまっていた場所は、日当たりがいい場所だったのだ。
僕の予想は、もともと、ふきの根があったのだろうけど、
雑草が生い茂り、枯れ、それが年月を経て土の上に堆積し、
ふきが顔を出せなくなっていたのではないか?と思ったのだ。
本当は、居たのに、堆積した枯れ草などの中に埋もれていたのだろう。
ってことで、早速、春の恒例行事であろう、天ぷらにして食べてみることにした。
ふきのとうは、アクが強く、苦味が強いという印象があった。
確かに、去年食べた時は、苦かった。
しかし、今年は?
苦いか、苦くないかは、実は時間によるものだということがわかったのだ。
今回、僕は、「最速採れたて」を目指して、天ぷら粉を作って、油に火を入れた後に、ふきのとうを採りに行った。
そして、採ってきて最速で天ぷらにして、揚げた後、その場で、そのまま「最速揚げたて」として食べた。
その結果、なんと、ほとんど苦味を感じなかった。
採って、揚げるまで、1-2分。
次に、採って揚げるまで5分程度のものを食べると、苦味が強くなった。
が!こっちの方が、苦味がほんのり出ていて、ちょうどいいアクセントになっていてよかった。
言うなれば、最初の1-2分のものは、わさび抜きの寿司。
5分経ったものは、ちょうどいいわさびの量の寿司。
で、一般的に言われている「苦いふきのとう」は、わさびの付けすぎている寿司と言える。
どうやら、時間が経過するに従って、アクが強くなり苦味が増すのだということがわかった。
どのくらいの時間が経過すると、「ふきのとうは苦い」という印象になるのかはわからないが、昨年は、採ってから3時間は経過していて、すでに「苦いなぁ」
と感じていた。
やっぱ、最速採れたてがいいってことだろう。
そんな様子を、動画でUPしたゾ。