なみへいうどんの『たらいうどん』

オレも、とうとう、うどん派に!?

僕が生まれた、愛知県と静岡県の境目は、関西と関東の境目と言ってもいい。
愛知に入ると関西の色が濃くなり、静岡に入ると関東の色が濃い。
そのため、どっちつかずでもあり、どっちでもという部分もあった。
関東の○○派や関西の○○派という区分けとは、少々縁遠い地域であったのだ。

しかし、東京に行ってからは、完全に関東カラーに染まった。
蕎麦とうどんでいえば、完全にそば派である。
富士や長野といった、そばの美味しい地域にも近い。

もちろん、関東にもうどんは多数あるが、正直言っておいしくはない。
逆に、関西というか、四国に来てからは、うまい蕎麦に巡り合ったことはない。

その代わり、四国のうどんは、今まで食べたことのない美味さだった。
蕎麦は、蕎麦の実から作られるため、蕎麦の実の善し悪しが味に出るが、うどんって、、、小麦粉でしょ?
小麦粉に、そんな差があるのか?と思っていたが、小麦粉にも差があるし、こねかたで、こんなにコシが変わるとは思わなかった。

これは、もう、蕎麦派とかうどん派とかいう問題ではなく

『うまい派』である

うまいものを食う。
うまいものが好き。
うまいものになびくのだ。

関東に行けば『蕎麦』、関西に行けば『うどん』で良いではないか、と思う。
お好み焼きも、大阪焼きと広島焼きで別れたりするが、これも、うまい派で一件落着。
基本的に、僕は、広島焼きが好きだが、大阪に行ったら、当然、大阪焼きがいいに決まっているのである。

香川県民の寿命は短いらしい

うどんと言えば『香川県』
誰かが「うどん県」と言っていたほどである。

そんなうどん県の県民は、寿命が短いらしい。
小麦が悪いのか?うどんを飲み込んでしまって、消化不良が悪いのか?
わからないが、とにかく、うどんが影響していることは間違いない。

どこかの誰かが、讃岐うどんの手作りでのやり方をYoutubeに出していて、そこで使っている小麦に驚いた。
なんと、讃岐うどん店の多くがオーストラリア産?を使っているというのだ。

「えっ?ええっー?」

四国というのは、水を保持しにくい土地であるから、米が作りにくい。
そのため、水が少なくて済む小麦の生産に力を入れ、それがうどん文化を生み出した。

のではないのかー?

いや、多分、始まりはそうだったのだろうが、きっと、オーストラリア産の小麦の質が、四国の小麦よりも讃岐うどんに合っていたのだろうね。
そう思うと、ポストハーベスト問題が浮上する。
讃岐うどんは、農薬まみれの可能性を疑ってしまうようになる。
ムムムっ、これは問題である。

自家製パンは、愛媛産小麦

僕は、自分でパンを焼いている。
と、言っても、ホームベーカリーだが。

酵母はホシノ天然酵母、小麦は愛媛産『愛媛の大地』である。
一応、地産地消ってのを考えているが、実際に、愛媛の大地がおいしく焼けるのである。
これは、ずっと、以前にも書いたが、地のものゆえ、地元企業が大量に仕入れ、大量に製粉し、大量に捌いているからだろうと、僕は思っている。
そのため、その小麦に合った適切な処理がされ、そして、高回転のため鮮度が良いのではないかと思うのだ。
だから、他の地域の人たちが「そうか愛媛の大地が良いか!」と思って使っても、そう良くはないかもしれないのだ。
水との相性もあるしね。

うどんも自家製造か?

今まで、うどんは、食べに行くか、買うかしていたが、ポストハーベスト問題があり、香川県民の寿命の短さを考えると、うどんも自家製造の必要性がありそうな気がしてきた。
ただ、近所の方も、うどんは自分で打っていたりするので、それほど、レアのことではない。
結局、小麦粉をこねるだけといえば、それだけなので、こねる手間をかけるか、惜しむかというだけなのだ。
大量に作ったうどんは、冷凍しておけば良いので、頻繁にうどんを打つ必要はない。

ということで、うどん派になったオレは、うどん職人になるかもしれない。

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